日本語は世界ランキング5位…

ポーランド語がウィキペディア更新記事数第4位の謎に迫ったゾ!

2008.05.09 FRI


歴史を感じさせるワルシャワの街並み。パソコン所有率の低い時代が長かったため、インターネットカフェは至るところにあるそうだ 写真提供/Jan Kowalski
タレントの出演ドラマから2ちゃん用語まで、気になったことは(ほぼ)何でも調べられる何かと便利なウィキペディア。このほど、記事投稿数が全世界で1000万件を超えたことが発表された。

1000万件の言語別内訳を見ると、英語が約230万記事で断然トップ。以下、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、日本語、イタリア語と続きます。

ン、4位がポーランド語!? 日本人にはなじみのない言語だなぁ。ポーランドって何気にIT大国だったりするの? さっそく、首都ワルシャワ在住の翻訳家・Jan Kowalskiさんに直撃取材。まずは、かの国のインターネット事情を聞いてみた。

「国民所得がEU諸国と比べて低いため、パソコン所有率、ネット普及率は低いですが、ネットサービスは盛り上がっていますよ。現在はSNS『Nasza klasa(私達のクラス)』が大ブーム。登録者数が約1200万人といいますから、人口(約3830万人)を考えたら驚異的。これは、海外からのアクセスが多いのもありますね。もともとポーランドは賃金格差や失業率の高さからアメリカ、イギリスなどへの出稼ぎ、移民が盛んですし」

在外ポーランド人のアクセスを考慮に入れたら、国内のネット普及率以上にネットユーザーの潜在力は高そうだ。伝記でおなじみのキュリー夫人をはじめ、物理学者、天文学者を多数輩出。ポーランドの物理学・情報学はハイレベルだという話もあるぐらいだし。では、ズバリ、ウィキペディア投稿記事数が多い秘密は?

「ジョーク、政治小話が大好きで、投稿好きな民族性があるでしょう。あと、自国の言語に誇りを持っていますから、海外で活躍するポーランド人がWikipediaに投稿する例も多いのでは? そうそう、ポーランド版に『Wikipedia競争』というページを見つけたんですよ。そこには、日本版とポーランド版の記事数比較表が載っていました。ポーランド人は愛国心が強いですから、一部ユーザーが努力した結果、順位が上がったのかもしれません」

ランキング上位に進出すべく、日本版ウィキをライバル視してガンガン記事を投稿するそんな努力が4位進出の影にあった、ということだろうか。この3年、オランダ語、スウェーデン語、イタリア語、そして日本語をゴボウ抜きして5位にのし上がったポーランド版ウィキペディア。この勢いで英独仏の上位3強に食い込めるかも!?

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