10年間で35%減!

20代の海外旅行離れのウラ事情と心理学

2008.06.12 THU



写真提供/AFLO
先日、「20代の海外旅行者数が10年間で35%減」というニュースを発見。法務省の出入国管理統計を見ると、微増・微減をくり返しながらも、2000年以降は全体的に右肩下がり。2001年の米同時多発テロや2002年に発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)の影響もあるけど、この10年間でとくに20代の出国者数は激減している。

たしかに、自分も含め同世代で頻繁に海外に行く人は少ない気がする。社会情勢だけでなく「お金も時間もない」って理由もあるけど、それは10年前の20代も同じはず。

今のR25世代が海外に行かないのは、ほかに理由があるのかも。そこで「お金と時間があったら海外旅行に行きたい?」とR25読者にアンケートをとってみると約4分の1もの人が「行きたくない」「あまり行きたくない」と回答。理由は、「言葉が通じない」「治安が悪そう」「魅力がない」「めんどくさい」などが上位に。精神科医の名越康文先生、ここからわかる若者の心理とは?

「海外旅行の魅力は、主にステータスと非日常的な体験です。しかし、格安ツアーが増え、海外旅行が身近になった現代では、海外旅行=ステータスと感じる人は減っています。また、映画やゲームで刺激的かつ非日常的な映像を見慣れているため、『現地に行っても、それほど感動があると思えない』と考える傾向にあるのでは? その結果、言葉も文化も違う不便な海外に、航空券やホテルを手配してわざわざ出向くことがめんどくさいと感じるのでしょう」

海外旅行に興味はあっても、結局は「不便そう」「めんどうだな」って気持ちが勝っちゃうってことなのかぁ。

「この心理は恋愛にも見られますよ。告白をしたりデートに出かけることがめんどくさいと感じ、積極的に恋愛をしない人も増えています。便利さや都合のよさが最高の価値になりつつあるのかもしれませんね」

なるほど。でも、めんどくささを打破してみると想像以上の刺激や素敵な出会いがあるかもよ!?


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