首相に返り咲いたACミラン前会長

伊首相ベルルスコーニの人気を支える“武勇伝”とは?

2008.06.19 THU



写真提供/AFP=時事通信社
ベルルスコーニがまたしてもイタリアの首相になった。サッカー好きの人なら知っていると思うが、ベルルスコーニは、ACミランの前会長でありオーナーで、イタリアのメディアの7割をコントロールするといわれるメディア王でもあり大富豪。さらに、過去2回にわたってイタリア首相を歴任した世界的にも有名なひと。そのベルルスコーニが、また首相に返り咲いたというのである。

いったいなんでベルルスコーニは何度も首相になれるのか。その理由はイタリアの政界が人材難だからというわけじゃない。じつはこのひと、数々の失言・暴言で知られ、その奔放なキャラで人気が高いのだ。

たとえば2006年のイタリア総選挙。ベルルスコーニはまず、1月の党大会で「投票日までセックスをしない」と変な公約をし、3月には「毛沢東時代の中国は赤ん坊を茹でていた」と発言。中国から猛抗議を受け、4月の投票日数日まえにいたっては、対立候補の支持者たちに対して「キ●タマ野郎がこんなにいるなんて考えられない!」と放送禁止用語を連発。その後、街中で「私はキ●タマ」Tシャツやバッジがたくさん売られる事態を招いてしまったのである。

こうしたベルルスコーニの武勇伝は3回目の首相になってもまったく変わらない。なにしろ、女性閣僚が半数を占めるスペイン内閣を「ピンク色すぎる」と評して顰蹙を買う一方で、自分の新内閣にもかつてナンパしたことのある女性議員を閣僚に起用。この女性は「ミス・イタリア」コンテストで入賞したこともある美女で、ベルルスコーニは1年ほどまえ、あるパーティーで彼女を熱心に口説き、それが妻に発覚。公の場で謝罪させられたこともあったのだ。

それにしても、こんなムチャクチャなひとがかりにも主要8カ国の一員である国の首相に何度もなるとは。イタリアってなんてすごい国なんだろう(笑)。ちなみに、なぜか過去一度も来日したことがなかったベルルスコーニだが、7月の洞爺湖サミットでついに初来日するという。


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