「G-RX」シリーズ最新型がデビュー

次世代型ゴミ収集車の知られざる秘密に迫った!

2008.06.27 FRI


今年初頭から販売開始された「G-RX」の4トンタイプ。正式名称は、新型回転板式塵芥車『G-RX ルートパッカー』。従来モデルと比べ、テール部分に突起の少ないデザイン処理がなされている
日頃から街で見かけるゴミ収集車。その収集作業を見るにつけ、よくあれほどのゴミ袋が積み込めるものだと感心するが、よくよく考えてみれば、その機能や発達の変遷はあまり知らないような。

というわけで調べてみたところ、ちょうどつい最近、新明和工業と富士重工業から次世代型ゴミ収集車「G-RX」シリーズの新モデルが発売されたばかりだという。ゴミ収集車では、両社合わせて過半数のシェアを誇るというこの2社では、共同で次世代型ごみ収集車の開発プロジェクトが進められてきた。

今回新たに投入されたのは回転板式(回転板と押込み板の2枚の積込機構によってゴミを積み込むタイプ)でシリーズ最大型となる4トンタイプだ。次世代型とうたわれる理由を探るべく、開発元の新明和工業に問い合わせてみた。

「弊社の従来型モデル『ルートパッカー』はグッドデザイン賞も受賞しましたが、開発から10年以上が経過し、機能面での優位性が薄れてきました。そこで新たに、積込性能と静粛性を大幅に向上した『G-RX ルートパッカー』が開発されました」(新明和工業・広島工場)

より多くのゴミを効率良く積載し、なおかつ作業時の騒音を最低限に抑えることが求められるのがゴミ収集車。約1年の期間をかけて開発が進められた末、満を持して登場したのが今回の4トンタイプというわけだ。「1台でおよそ400~500世帯分の家庭ゴミを積み込めます」(同)と、積込能力は従来の3トンタイプから30%以上も向上。後方確認用のバックアイカメラや、後方からの視認性向上をはかるストップランプを増設するなど、安全面への配慮も高い。

ところで、近年は全国でゴミの分別が徹底されているが、ゴミ収集にもこんなリスクがあることをご存じだろうか。

「ゴミに混入したカセットボンベや使い捨てライターが原因の車両火災が、東京23区内だけでも年間100件以上発生しています。リサイクルだけでなく安全のためにも、ルールを守ってゴミを出すようご協力をお願いしたいですね」(同)

ついうっかりでは済まされない大事故につながる可能性もあるのだから、やはり分別は徹底しなければならない。なお『G-RX ルートパッカー』ではそんなリスクにも対策を施し、二酸化炭素を利用して荷室内の火災拡大を抑制する装置がオプション設定されている。

身近でありながらあまり知られていないゴミ収集車の機能は、着実に向上しているのだ。

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