逮捕された容疑者はどこにいる?

「留置場」「拘置所」「刑務所」の違いとは?

2008.07.24 THU

よくTVで「○○容疑者逮捕!」とか報道されてますよね。でも逮捕された人ってどうなるんでしょうか? やっぱり牢屋に入ることに? そこで法務省矯正局総務課の担当者に教えていただきました。

「逮捕されたら、まず『留置場』か『拘置所』に入れられます。その後、裁判を受けて、懲役、禁錮などの判決が出た場合は、『刑務所』に行くことになりますね」

留置場と拘置所と刑務所? それぞれどういったところなんでしょうか?

「留置場は各警察署内に置かれ、都道府県警の管轄。それに対し拘置所と刑務所は、法務省の管轄です。一般的な刑事事件では、警察が被疑者を逮捕すると、署内の留置場に入れられることが多いです。その上で、裁判にかけるだけの十分な証拠があれば、検察が起訴。起訴された人はその後、拘置所に移されます。裁判終了まで拘置所で過ごし、裁判で有罪が確定したら、受刑者として刑務所へといった流れです」

ということは逮捕された人は、みんな最初は留置場に入るんですね?

「一概にそうではないんです。検察が第一次的に捜査をし、被疑者を逮捕した事件の場合などは、容疑者は留置場ではなく、直に拘置所に入れられることがあります。基本的に拘置所にいるのは、(1)裁判中で刑が確定していない被告人、(2)刑の確定後移送を待つ受刑者、(3)死刑が確定した人です」

ライブドア事件などの大きな経済事件や政治家が逮捕されるなどの場合は最初から拘置所に入ることが一般的だそう。でも、死刑囚は刑が確定しているのに刑務所に行かないのですか?

「よく勘違いされるのですが、死刑が確定した人に科される刑は死刑であって懲役刑ではないので刑務所には入らないんです」

なるほど。それぞれの違いが理解できました。ちなみに泥酔して警察にお世話になる時に入れられるのは留置場ではなく保護室。間違っても凶悪犯と相部屋にはなりませんからご安心を。


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