消費者の声が企業を動かした!?

家電量販店のチラシが変わるってホント?

2008.08.22 FRI


新聞やポケットティッシュにはさんであることの多い家電量販店の折り込みチラシ。最近では、見やすさを重視したカタログタイプなんてものも登場してきている。今回の規制により、今後これらのチラシはどう変わっていくのか!?
『他店より1円でも高い場合はご相談ください』『高級デジカメ半額セール!!』etc...

家電量販店のチラシにはこんな魅惑のフレーズが並んでいて、見ると物欲に火がついちゃいます。

けど、実際にお店に行くと、「値下げには条件がある」と説明されたり、店頭にセール品などなく、よ~く見るとチラシに一部店舗は対象外と小さく書かれていて、「当店は対象外の店舗なんです」と説得される場合があるなど、消費者の混乱を招くケースも少なくありません。

大手家電量販店が多数加盟する「全国家庭電気製品公正取引協議会(以下、家電公取協)」には、消費者からこのような広告表示の是正を求める声が多数寄せられ、同協議会は7月、不明瞭な広告表現の自主規制を進めていくと発表しました。

これによって、家電量販店のチラシはどう変わるのでしょうか? 公正取引委員会消費者取引課の笠原 宏さんに伺うと。

「先月、家電公取協が発表した規制内容は、『規制の対象は紙媒体だけはなくWEBも含む』『必要情報の明記方法を整備』『具体的な根拠のない情報の表示を規制』『規約違反の罰則金引き上げ』。大きなポイントは、説明の足りない不親切な表示をどう明瞭にしていくかということで、その点の改善が期待されます」

もともと商品の広告表示は『景品表示法』で規制されているものの、その内容が抽象的なため、各業界がこの法律をもとに独自の規制作りをしているそう。

家電販売業界にも同様に独自の規制が存在しており、今回見直しが進んでいるのもそれについて。このような動きが出てきた背景には、同業界の競争が激化し、広告も自主規制の範囲ギリギリで複雑なものが多く出回ってきたため、それに消費者が巻き込まれてきたという経緯がある。

「今回の規制が具体化されれば、今まではわかりづらかった保証の条件や限度が具体的に明記されるようになると思います。また、地域で一番安いなどの謳い文句も、その証明材料がないと書けなくなるでしょうね」(笠井さん)

チラシ以外の店頭やWEBの広告がどのように変化するかは、現時点では未定。家電公取協はこの見直し案について、今後早ければ秋ころには消費者代表の意見を求めるなどした後、公正取引委員会の承認を得て、新たな規制を行えるよう準備を進めるという。

果たして消費者の声はどれくらい還元されるのか? 「ポイント10%還元」といわず、100%を期待したいところです!!

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