航空会社によってバラつきアリ!

「燃油サーチャージ」の価格はどうやって決まるの?

2008.09.18 THU



写真提供/時事通信
国際線の飛行機に乗るときに、旅客運賃とは別に航空会社に支払う燃油特別付加運賃(通称、燃油サーチャージ)が値上がりしている。日本の航空会社は10月からの値上げも決定した。運賃に燃油サーチャージを導入したのは2005年から。この3年で約10倍にはね上がっている。そもそも、この燃油サーチャージって何なのだろう?

「原油高騰に伴い、航空会社の企業努力では吸収しきれない燃料価格の一部を乗客の皆様にご負担いただく追加運賃です」(社団法人 日本旅行業協会 VWC2000万人推進室・副室長の田端俊文さん)

燃油サーチャージが航空運賃と別に徴収されるシステムになっているのは、燃料価格の激しい変動に対応するため。価格を決めるのは各航空会社なので、料金は一律ではない。機体ごとの燃費や路線ごとの需給バランスが、料金に反映されることもある。異なる航空会社を使うと燃油サーチャージが往路と復路で大きく違う場合もあるが、これには各国の事情が反映されている。

「香港は国策で燃油サーチャージの上限を定めているので、香港の航空会社を使えば往復で5000円以内。産油国であるカタールの航空会社も燃油サーチャージは他国の航空会社に比べると安いですね」(同)

そもそも燃油サーチャージの価格の基準はシンガポール市場での燃料価格。直近3カ月の平均をもとに設定され、3カ月ごとに見直される。もちろん燃料価格が下がれば燃油サーチャージの価格も下がる。

「8月末現在、燃料価格は下落気味です。10月までに燃料価格が高騰しなければ、8~10月の平均が反映される来年1月の更新分から燃油サーチャージが値下がりする可能性があります。それに、航空会社も新型機種を導入して機体そのものを軽量化するなど、燃費節減には取り組んでいるところです」(同)

いつまでもこのままでいいとは、航空会社だって思っていない。が、当面は、料金を比較したり、航空券の購入時期を気にしたりして対策するしかなさそうだ。


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