福田前総理の置き土産!?

「総合経済対策」の目玉定額減税って一体なに?

2008.10.09 THU



写真提供/時事通信社
麻生新政権が誕生したり、総選挙が近いといわれたりで毎日慌ただしいけど、そういえば福田前総理が退任会見で実施を強調していた「総合経済対策」ってどうなったの? たしか目玉は定額減税って話だったけど政権交代でチャラになったりしないですよね?

「民主党が政権をとればチャラということもありえますが、自民・公明が政権を維持すれば閣議決定された案件だからチャラはないでしょう。時期は『平成20年度内』とされていますが、まだ未定です」

筆者の素朴な疑問にスパッと答えてくれたのは、税法が専門の国士舘大学酒井克彦教授。素朴な疑問ついでにもう一つ。定額って一体どのくらいの額なんですか?

「実はまだはっきり決まっていないんですよ。定額減税は生活者の支援のために所得税、住民税を対象にした減税です。政府は過去に2回実施しています。平成10年2月の1回目は納税者本人が1万8000円で家族が9000円。2回目の同年8月はそれよりちょっと多く、あわせると家族4人の標準世帯で13万7500円程度を減税。今回も同程度の規模と予想されています」(同)

なるほど、でもよく似た言葉に平成11年から19年まで実施された定率減税というのがありますよね。定額と定率、どっちが国民にとってお得なんですか?

「定率減税は納税額が多いほど減税される額も大きい。反面、定額減税はお金持ちもそうでない人も同額だから、納税額が少ない人(≒所得の少ない人)の方が割合的にはお得ということ。つまり定額減税は庶民に優しいという側面があります」(同)

でも景気がいい時期なら減税された分をパーッと使うかもしれないけど、不安定な今は貯蓄に回してしまいそう。てことは市場にお金が出回らなくて結局景気の刺激にはならないってことになるのでは?

10年前に実施した時も単なるバラマキだって批判されたというし。今回の実施は「選挙のためのバラマキ」なんて将来批判されたりしないですよねぇ。


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