11月4日決戦までカウントダウン!

米大統領選、勝負のカギは「スイング・ステート」にあり!

2008.10.30 THU



イラスト:後藤亮平(BLOCKBUSTER)
アメリカ大統領選も最終コーナーを回り、後は11月4日の投票を待つだけ。名物のTVコマーシャルなど、さぞかし全米で熱い闘いが繰り広げられているだろうと思いきや、そうでもないらしい。ホットな闘いが繰り広げられているのは一部の州で、他の州は結構静かなんだとか。アメリカをウォッチするブログ「目からウロコのアメリカ」を運営するジャーナリストの中岡望氏に背景を聞いてみた。

「アメリカの大統領選挙は一種の間接投票です。有権者の投票結果により各州に割り当てられた『選挙人』の数を取り合うのですが、ほとんどの州で、最も得票の多い候補者が『選挙人』を全部獲得する『総取り方式』を採用しています。つまり、それぞれの州で勝たなければその州の選挙人の獲得数はゼロになってしまうのです。よって、候補者は最初から勝てる、あるいは負けるとほぼ決まっている州ではあまり選挙運動を行いません」

では、どの州が静かでどの州がホットなんですか?

「アメリカでは共和党支持者と民主党支持者がそれぞれ国民の4割ずつを占めているといわれます。ただし、州によって偏りがかなりあります。具体的には南部を中心としたカンザス、サウスダコタなどの伝統的に共和党が強い保守的な州と、東西海岸を中心としたニューヨーク、カリフォルニアなどの民主党が強いリベラルな州があって、最初からほぼ勝負がついているため、巨額の資金を投入してテレビ広告などしません。どちらの候補者も支持の拮抗する州に資金とスタッフを集中的に投入します。そして、フロリダなどの州は選挙で共和党支持と民主党支持を行ったり来たりすることからスイング・ステートと呼ばれています」

今回、スイング・ステートと考えられている激戦州(バトルグラウンド・ステートとも呼ばれる)は10程度。その有権者がアメリカや世界の明日に大きく影響を与えるのである。


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