食品だけじゃなかった!

日本各地で問題化「偽装ラブホテル」とは?

2008.11.20 THU



イラスト:のなかあき子
ブティックホテルとも呼ばれ、タウン誌の特集でも頻繁に見かけるラブホテル。今や市民権を得て、後ろめたいイメージも薄れていると思いきや、「偽装ラブホテル」なるものが問題化し、規制条例を制定している自治体も増えているという。そもそもラブホテルの偽装ってどういうこと? 07年にラブホテル等建築規制条例を制定した愛知県長久手町都市整備部の担当者に聞いてみた。

「ビジネスホテルとして届け出をして建設したにもかかわらず、すぐにラブホテルとして改装してそのまま経営しているホテルのことを偽装ラブホテルといいます」

なぜそんなことをするのでしょうか?

「ラブホテルは風俗営業法に基づき商業地区でしか建設・営業することができません。風営法でのラブホテルの定義は異性の同伴を目的とするというような条文が少しある程度。こうした風営法の規制をクリアするために、住宅地区でビジネスホテルとして開業した後にすぐラブホテルに改装をすれば、住宅地区でもラブホテルとして営業できてしまうのです」(同)

これを受けて、ラブホテルの規制対象地域は住宅地区だけではなく、商業地区にも広がっているようで、例えば「渋谷区では06年にラブホテル建築規制条例を制定しました。既存店舗は規制対象になりませんが、渋谷区全域でラブホテルの新規開業はできません」(渋谷区生活安全課)という。

でも、そんなに躍起になって規制しなくてもいいような気も?

「自治体にもよりますが、わが町は住宅街が多いので、規制をしないと小中学校などの近くにラブホテルが建設され、治安や風紀の問題が出てきます。長久手町では条例に定める20項目をクリアできないホテルは、すべてラブホテルとみなして取り締まることにしています」(長久手町都市整備課)

ラブホテルにお世話になる機会もあるだけに、この問題の今後がちょっと気になります。


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