誰にでも経験がある、あの迷惑行為!

満員電車内での“オナラ”を罪に問うことはできるのか!?

2009.01.15 THU



イラスト:ハマダミノル
朝の通勤ラッシュで混雑する車内にて。どこからともなく漂いくる劇的なる異臭!

《うわ、なに喰ったらこんなの出るわけ!?》

と、周囲を見渡せば。ニヤニヤと、ひとりそ知らぬふりを決め込む人物の姿が。

もぉ、この状況でワザとオナラしてんじゃないっつーの!! この異臭、もはや犯罪の領域だってというか。実際のところ、こういう輩って何らかの罪に問えないのか??

秩序を軽微に乱す行いを取り締まる「軽犯罪法」を参照すると。「これを拘留又は科料に処する」と記された行いの中に「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者」(第1条26号)という一文がある。大小便とある以上、その親戚であるオナラも、きっと違反の対象となるはず。軽犯罪法違反をすると、最大30日未満の拘留場における拘置、または1万円以下の罰金だ。はたして、公衆の集合する場所でのオナラは罪となるのか??

「いえ、軽犯罪法に問われることはありません。なぜならば、軽犯罪法のどこにも『オナラがいけない』とは、明記されていないからです。よって、たとえ故意に満員電車内でオナラをしたとしても、罪にはならないと考えられます」(小川義龍弁護士)

なんとオナラ・イズ・ノット・ギルティ!ちなみに同様の理由で、各都道府県が制定する、いわゆる迷惑防止条例にも、問われる可能性は低いだろう、という。しかし、故意でも罪にならないとは、軽犯罪法も融通がきかない存在に思えるのだが。

「軽犯罪法や刑法はむしろ融通をきかせてはいけない存在なのです。拡大解釈を許せば、処罰の対象者が無限にひろがる恐れがある。明記された事柄に忠実、という考え方は『刑法の謙抑性』といって、国民の自由を守る根本となるものなんですよ」

うーむ、なるほど。とはいえ、やっぱり故意では迷惑。全国のオナラー諸君。いくら法律に触れないとはいえ、公共の場での故意の迷惑プーはダメ、絶対よ。


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