アメリカの入国審査が変わった!

電子渡航認証システム「ESTA」導入でどうなる?

2009.01.22 THU


正月休みは遠い昔。仕事に追われる日々のなか、せめて休み気分だけでも! とやってきた旅行代理店。やっぱり南国ハワイ~♪ と夢を膨らませていると「ESTAの申請はお済みですか?」と聞きなれない言葉が。

1月12日以降、電子渡航認証システム(以下、ESTA)の導入が義務化され、アメリカの入国審査が大きく変わったらしい。どんなシステムなのか、外務省領事局外国人課の小野一彦さん、教えてください!

「出入国カードはご存じですよね?」

ハイ! 機内で苦労しながらローマ字で書くアレですよね?

「ESTAとは、出入国カードに記入していた氏名やパスポート番号などの情報を、事前にインターネットを通じてアメリカに申請するシステムです。認証が下りないと、入国どころか航空機にすら乗れない可能性があるんですよ。対象は、ビザが不要な90日以内の短期滞在者。乗り継ぎで米国を経由する場合も含まれます」(同)

でも、どうしてそんな面倒くさいことに?

「きっかけは、2001年9月11日の同時多発テロです。アメリカは危険人物の入国に敏感になっているため、搭乗者に該当者がいないか事前に確認し、渡航の安全を高めようとしています。実は、9.11後に過去の出入国履歴を調べたところ、犯罪歴のある人などが何万人もアメリカに入国していたことが判明したそうなんですよ」(同)

そこで、今までビザを免除していた国にも厳しくチェックをすることにしたのだとか。つまり認証を受けないと、急な出張や楽しい旅行がパーってことですよね!?

「そのような可能性がある時点で、申請をお勧めします。通常、手続きは10分ほどで終わりますが、回答が保留されると最長72時間かかる場合も。ですから、余裕をもって済ませておくといいですね」(同)

早速、申請すると(下表参照)10分で認証が完了。これでいつでもハワイに行ける!!では社長、もう一度、正月休みをいただけますでしょうか。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト