3月10日から単独ポスター禁止!

写真がみんなツーショットに…政治家ポスターChangeのワケ

2009.04.16 THU



写真提供/共同通信社
街中にベタベタと貼られている政治家のポスター。いつもなんとなく目にしている光景だが、そのポスターにある変化が起きている。これまでは政治家ひとりだけの写真だったのに、1カ月前の3月10日以降、所属政党の党首や有名政治家とのツーショット写真のポスターにいっせいにリニューアルしたのだ。

なんでポスターがいきなりツーショットになったのか。その理由は、解散が先送りされ、衆議院議員の任期満了まで半年をきってしまったことに大きく関係している。

「公職選挙法の規定では、衆議院の任期満了日(9月10日)の6カ月前から『個人の政治活動』のポスターは投票を呼びかける選挙運動とみなされ、各都道府県選挙管理委員会の撤去命令の対象になるんです。一方、『政党の政治活動』のポスターには、とくにそうした制限がありません。各立候補予定者が党首などとの写真のポスターに変えたのはそのためでしょう」(総務省選挙課)

そういえば、ツーショットのポスターには必ず「街頭演説会」とかの案内が入れてあり、政治家はその「弁士」のひとりとして紹介されている。つまり、そうすることで「政党の政治活動」ですよといっているわけだ。

そもそも政治活動とは、選挙運動もふくめたすべての政治的な活動をさす。個人の政治活動と選挙運動を分けて考えるのは本来おかしいはずなのだが、公職選挙法はそこを明確に区別していて、投票を呼びかける事前運動になるようなさまざまな行為を禁じている。選挙期間になるとさらに厳しくなり、公示日以降は政党活動のツーショットのポスターも違反になってしまうのだ。

ただし、厳格な一方で公選法が時代にそぐわなくなってきているのも事実。ネットを使った選挙運動がいまだに禁止されているのはそのいい例で、1950年に制定されて以降、なにか問題が起こるたびに改正を繰り返してきたのが公選法だったりもする。厳しく制限するのは公平でお金のかからない選挙にするためだが、それならネット選挙運動こそ認めるべきでは!?


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