麻生首相とも因縁アリ!?

政界の華麗なる一族「鳩山家」の名門伝説

2009.06.25 THU

民主党の新代表に鳩山由紀夫氏が就任し、弟の鳩山邦夫氏も日本郵政の社長人事の問題で総務大臣を辞任して世間を騒がせたりと、なんだか最近、鳩山兄弟が注目の的になっている。

ところで「鳩山家」って、麻生首相の家系に負けないくらいの名門一族だというのを知っているだろうか。兄弟の曽祖父にあたる和夫は元衆議院議長で、大伯母は戦前の2大政党のひとつ、立憲政友会の総裁だった鈴木喜三郎の夫人。父の威一郎は大蔵省事務次官から政界に進出し、外務大臣までつとめ、祖父にいたっては自民党の初代総裁であり、日ソ国交回復をなしとげた鳩山一郎・元総理大臣。さらに母方の祖父の石橋正二郎はブリヂストンの創業者。その華々しい系譜は、まるで「日本のケネディ家」といった感じなのである。当然、資産もケタ外れ。兄の由紀夫の預金総額はじつに14億円以上で、弟の邦夫も辞任するまで麻生内閣のダントツ1位。昨秋の株価暴落では、所有するブリヂストン株の下落で兄弟それぞれ30~40億円の損失を出したといわれる。

そしてじつは、鳩山家と麻生首相の家には同じ政界の名門だけに因縁もあったりする。終戦翌年の1946年4月の総選挙でのこと。この選挙では鳩山一郎の自由党が第一党となり、本来なら鳩山が首相になるはずだった。しかし直前に連合国軍総司令部(GHQ)に公職追放されてしまい、代わりに首相になったのが麻生首相の祖父、吉田茂。このとき、吉田は鳩山に「きみが追放解除になったら首相を譲る」と約束したという。ところが、鳩山は51年に追放解除になったものの脳出血で倒れ、吉田は「病人に政権を返すことはできない」と政権移譲を拒否。その後、鳩山は執念で回復し、党内抗争のすえに日本民主党を結党して吉田を内閣総辞職に追い込み、ようやく首相になったのだ。

次の総選挙は、その孫たちのどちらが首相にふさわしいか、国民に判断してもらう選挙でもある。おそらく、今後はもうありえないくらいの政界セレブ対決。歴史は繰り返すのだろうか、それとも―。


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