真珠や割引券などの特典も

開始から1年で“納税”額は?「ふるさと納税」通信簿

2009.06.25 THU



写真提供/上:和泉市、左下:彦根市/時事通信社、右下:佐賀県
今年3月、橋下知事のファンという女性が1億円を大阪府にふるさと納税したことがニュースになった。昨年4月に導入されたふるさと納税は、出身地など希望する自治体に納税できる制度。でも、開始から1年、ボクの周囲で納税したという話は聞かない。実際にどのくらいの金額が納税されたのだろう? 総務省自治税務局の吉添圭介理事官に聞いてみた。

「昨年末時点で約107億円が納税されています。身近な市町村に納税する人が多いようで、内訳は都道府県分が約10億円、市町村分が約97億円です」

ふるさと納税をした人には、どんなメリットがあるのでしょうか?

「税金の控除対象になることです。ふるさと納税と呼ばれるので税金と勘違いされますが、実際は寄付金扱いになります。制度開始までの控除対象は所得税のみでしたが、昨年、地方税法が改正され、住民税も控除対象になりました」(同)

だが、確定申告をしなければ税制優遇の恩恵は受けられないという。若手サラリーマンの多くは確定申告の経験がないだろうから、いくら地域貢献になるとわかっていても、面倒くさくて及び腰になってしまう。税制優遇以外にメリットはないのだろうか?

「実はふるさと納税をすると、その自治体の特産品がプレゼントされる特典もありますよ」と教えてくれたのはNPO支援全国地域活性化協議会の吉戸勝さん。どんなプレゼントがもらえるんですか?

「一例ですが、大阪府和泉市は真珠の宝飾品、島根県では美術館や水族館の無料チケットなどです。また、プレゼントではないですが栃木県那須塩原市では市民証を発行し、それを地元加盟店に提示すると2割引きで買い物ができるという特典があります」(同)

プレゼント目当てでは、本来の地域貢献の趣旨からはずれてしまうという批判もある。それでも特典がつくことで、納税しようという気持ちになるのも事実。まずは一度、やってみようかな~。


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