“選挙に強い”小沢さんの得意技?

地方では効果絶大らしい…「ドブ板選挙」ってどんな戦術?

2009.07.02 THU



写真提供/時事通信社
衆議院の任期満了まで、残すところあと2カ月。間もなく選挙シーズンを迎えるが、選挙になるとよく聞くのが「ドブ板選挙」という言葉。選挙戦術のひとつだが、一体、どういう戦術なのか。大手紙政治部記者に聞いてみた。

「ドブ板選挙とは、下水溝を覆うドブ板があるような路地裏の隅々まで訪問し、政治活動を行うことをいいます。政治家は普段から土日は地元に帰り、戸別訪問を1日200軒回れといわれています。選挙期間はいわばその集大成。期間中は戸別訪問で培った人脈でミニ集会をしたり、街宣車で方々を回ったりして票固めをすることに活動が絞られます」

1日200軒も訪問するとは、政治家のセンセイも大変だが、それほどまでに戸別訪問は選挙に効果があるのだろうか?

「都会ではマンションが多く戸別訪問をしにくいこともあり、実感がわかないかもしれませんが、地方では依然、重要。『実際に会ってみたら、いい人だった』とか『あの人は、この集落に来たことがない』というのが投票行動に大きな影響を与えるのです」

さて、ドブ板選挙といえば、連想されるのが選挙に強いとされる小沢一郎民主党代表代行。小沢氏は選挙地盤の強くない若手議員に「戸別訪問3万軒、足に血豆ができたらつぶれるまで歩け」などと厳しい選挙方針を伝道しているというが。

「実は小沢氏は父親から地盤を引き継いだ2世議員なので、地盤が強く本人はあまり選挙活動をしなくても当選できる。ただ、自民党時代から選挙の指揮には定評があり、民主党でも党内の選挙方針を決める立場にいます。小沢氏は党本部の世論調査などの情報を一手に握り、20人前後もいる秘書を駆使し全国の選挙区の分析も行っており、各候補者に的確な選挙指導を行えるのが選挙に強いといわれるゆえんです」

正確で圧倒的な情報量を基に徹底したドブ板戦術、これこそが選挙に勝つ秘訣ということか。


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