男性の3人に1人は生涯独身?

「40年で未婚率10倍増!」から男のホンネを読み解けば…

2009.09.24 THU



図版製作:藤田としお
生涯未婚率という言葉をご存じだろうか。50歳の時点で一度も結婚をしたことのない人の割合だ。生涯を通して結婚しない人の割合を示すものではないが、それに近い統計指標としても使われる。最新データは2005年の調査時の15.96%。40年前の1.50%と比べると実に10倍にも増えている。10年前の8.99%と比べても約2倍。5年前からも3ポイント増。生涯未婚率が、急上昇中なのだ。

それもそのはず、若者世代の未婚率も急上昇中なのである。下表をご覧いただきたいが、この数値も年を追うごとに右肩上がりで増えている。たとえば、ほぼ30年前には21.5%だった30~34歳男性の未婚率は、05年には47.7%に。ほぼ2人に1人が独身という状況になっているのだ。

日本にいったい何が起きたのか。そもそも30年前、未婚率がこれほど低い数値だった理由を、All About「恋愛」ガイドの石田陽子さんはこう語る。

「結婚するのが当たり前で、まわりも放っておいてくれなかったからでしょう。男性が仕事に専念するには、家事全般を引き受けてくれる妻の存在が必要でした。女性は経済的な理由、世間体もあり、結婚で幸せになると信じ、男性も女性も結婚に関してわがままをいえる状況になかったんです」

では、なぜ結婚しなくなったのか。好景気時代も未婚率が上がり続けてきたところを見ると、経済的理由だけではなさそうだ。

「本音は、いい結婚しかしたくない、ということではないでしょうか。結婚生活は山あり谷あり。長い人生を歩んでいける、と確信できる相手、自分にプラスになる相手でなければ、とまずは考えてしまう。だから、なかなか結婚に踏み切れない。20代の男性に聞くと、結婚したいと答える人がほとんどですが、今の自分の生活を大切にしつつ、恋愛の先に結婚があったらいいな、くらいのゆるい結婚願望の印象です」

今後、若者世代の未婚率が上がれば、生涯未婚率も上がるだろう。男性の3人に1人は生涯未婚、との予測もある。


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