学食でも大盛りオーダー激減!?

“草食化”だけじゃない!「小食男子」が密かに増殖中

2009.11.24 TUE



イラスト:沼田健
「年をとると脂っこい料理が苦手になる」なんて話、よく聞きません? じつは自分、まだ20代なのに既にその傾向が。周囲の20代に聞いても、「サシがたっぷり入った特上カルビを食べなくなった」などの同意見が多く、これはもしや若者の草食化が恋愛のみならず「食」の面でも進んでいるのでは?

真偽を確かめるべく訪ねたのは、食べ盛りの学生が集う早稲田大学の学食。30年間であまたの大学を渡り歩き、学生の胃袋を満たしてきた古川裕店長にお話を伺った。

「確かに魚や野菜をメインにした、あっさり系のメニューを増やしてほしいという要望はよく聞くようになりましたね。しかし、それよりも学生の食そのものが細くなっていることの方が気にかかります。ここのライスはS(140g)、M(230g)、L(320g)の3種類からサイズを選べるんですが、Lを注文する学生を最近ほとんど見なくなりましたから」

古川店長によると、昔はほとんどの学生がMかLを頼んだというが、現在は一日平均650食(ライスの個数)中、Lはわずか50食のみ。対して、小サイズのSは3倍の150食が出るとか。草食化だけでなく小食化も進んでいたとは。

「30年前は『安い』『早い』『量が多い』が学食の基本だった時代。安い料金でとにかく腹いっぱい食べたいという要望が多かったんですが、それに比べると今の学生はガツガツしていないように思います。食事代は切り詰めてでもファッションや遊びなどにお金をかけたいんじゃないでしょうか」(同)

若年層の食に対する嗜好の変化は「日本人の好きなもの調査」(NHK放送文化研究所)からもうかがえる。「16~29歳に高い支持を受けている料理」という項目では25年前の上位が「焼き肉」「カレー」「すし」であるのに対し、08年は「ピザ」「ハンバーグ」「スパゲッティ・パスタ」。ってこれ、お子様ランチじゃん!どうやら食の「お子様志向」だけは今も昔も変わらないようです。


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