ビジネスマン身だしなみ講座

第4回 オシャレさを演出する靴選びとは 前編

2009.12.24 THU

ビジネスマン身だしなみ講座


パターン1は靴だけが明るく、全体としてバランスが悪い。2はスーツの色みに合わせて靴の明るさを落として調和を取った。そして3は靴の色をそのままに、他の部分に同系色を配することでバランスを取ったパターンだ 【画像提供】テーラーカスカベ

覚えておきたい、足元からオシャレに見せるコツ



「女は意外と男子の足元を見ているものよ」

以前、そんなことを女友達から言われ、ドキッとしたことがある。ここでいう「足元」とは弱みを意味する慣用句なんかではなく、文字通り“靴”のことだ。ついつい洋服や腕時計にばかり予算を投じるものだから、正直、足元は油断しまくっている。

筆者と同様、「歩きやすければOK」「黒を履いておけば無難」などと考えているR25世代は意外と多いのでは? 実のところ、靴でオシャレを演出するにはどうすればいいのか。メンズファッションのコーディネートに詳しい、テーラーカスカベの春日部貞治氏に聞いてみた。

「靴はもともと革製品であるため、茶色が基本です。ただ、ひと口に茶色といってもその幅は広い。明るさを上げれば肌色に近づき、逆に明るさを下げれば焦げ茶や黒に近づきます。シーン別に適切な色を暗記するよりも、靴の色が演出するイメージを理解しておきたいですね」(春日部氏)

では、暗色系スーツには真っ黒な靴を合わせるのが無難かといえば、必ずしもそうではない。 「妙な言い回しになりますが、黒というのはいわば“色を持たない”色です。そのため、フォーマル感や特別な意味合いを持ちやすくなります。堅実な印象を与えたり、形式にのっとった選択であるという、特殊な状況を意識していることを相手に類推させるわけですね。その反面、茶色はそういった特別な意味合いを持たず、明度が高いほど軽く、カジュアルなイメージを強めます」(同)

では、靴でオシャレさを演出するためには、どうすればいいか。

「靴は単純に、隣接するズボンとのコントラスト比を上げれば引き立ちます。しかしスーツが濃紺などの暗色である場合、いくら足元をオシャレに見せたくても、あまりに明度の高い茶色では靴が浮いてしまいますから、スーツに合わせて明度を落として調和を取る必要があります。あるいは靴の色が明るくても、ベルトやシャツ、ボタン類などに似た色を配すれば、全体としてまとまりやすくなります」(同)

試しに、単体では浮いてしまう明るいキャメル色の靴に、やはり同じキャメル色のベルトを合わせてみよう。見栄えがグッと増すのがわかるはずだ。

春日部氏によれば、コーディネートの失敗とはすなわち、服装を通して本意と異なるイメージを伝えてしまうこと。カジュアル感を強めてオシャレを楽しむのもいいが、それがTPO次第であるのは言わずもがなだ。

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