ビジネスマン身だしなみ講座

第5回 オシャレさを演出する靴選びとは 後編

2010.01.06 WED

ビジネスマン身だしなみ講座


かくいう筆者も、大のポインテッドトゥー好き。でも春日部氏によれば、不自然にサイズの大きな衣服や靴は「だらしなさやルーズな印象を相手に与えやすい」というから、やっぱり注意が必要なのだ 取材協力:テーラーカスカベ

「スーツ+爪先の尖った靴」はありか?



靴にも流行り廃りは付き物。最近よく見かけるのが、爪先が尖ったタイプの革靴だ。尖り具合は様々ながら、これをスーツに合わせるビジネスマンも少なくない。少々カジュアルすぎる気もするのだが、コーディネートの常識に照らし合わせるとどうなのだろう? メンズファッションに詳しい、テーラーカスカベの春日部貞治氏に聞いてみた。

「爪先の尖った靴とは、おそらくポインテッドトゥー(pointed toe)のことですね。逆に、爪先部分が丸みを帯びたタイプをラウンドトゥー(round toe)と呼びます。ドレスシューズの場合、標準的なのは後者で、ポインテッドトゥーはもともと婦人靴で採り入れられていたデザイン。そのためデザインによっては、女性的なイメージや、“標準を拒否する”スタンスが相手に伝わってしまう可能性があります」(春日部氏)

ファッションは、「相手に本意とは異なるメッセージを伝えてしまったら失敗」と春日部氏。年配の上司と行動をともにする日や、あまりにフォーマルな場では避けた方が無難といえる。

さらにポインテッドトゥーは、靴が必要以上に大きく見えてしまう傾向があるため、全体のバランスが壊れやすくなるので注意が必要だ。 「最近は大きく見えるデザインの靴が流行っています。しかし全身と比べて手足の割合が大きいのは、本来、赤ちゃんの体型であるため、履いている人をかわいらしく見せてしまう特徴があります。男性の場合、ビジネスシーンでは得をしないケースもあるかもしれません」(同)

確かにピエロが履いているドタ靴を想像してみると、かわいらしかったり滑稽だったりする。デザイン次第ではあるが、商談や交渉の場ではとくに、第一印象で相手に侮られるのは得策ではない。

「最近は若い人のセンスも向上しているように思いますが、靴やスーツの選び方を見ていると、流行を意識するあまり、バランスの合わない物を着用しているケースが目につきます。ポインテッドトゥーの靴を履く場合、暗色系の濃い色を選ぶようにして小さく見せる手も有効でしょう」(同)

流行りのポインテッドトゥーを、以上の点に配慮して使いこなせるようになれば、オシャレの上級者といえるかも! 取材協力先・投稿募集はこちら 男の身だしなみについて、気を使っていること、知りたいことなどありましたら右下の投稿ボタンからお願いします

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