新春スペシャル! 伝説のネット事件簿

マイナーからメジャー進出への軌跡「ネット文化」編

2010.01.04 MON

噂のネット事件簿


「飲ま飲まイェイ」の瞬間。動画のコメント欄には「小学校のころ大ブレイクしたよなぁ なついなぁ」とのコメントがあり、月日の移り変わりを感じさせる ※この画像はスクリーンショットです
 それまで、多くの人にとって謎でしかなかったネット文化の実態が明らかになったのは、おそらく2004年ごろのこと。

「2ちゃんねる」への書き込みをもとに生まれたラブストーリー『電車男』は、単行本化されるとベストセラーに。ドラマや映画、舞台などの派生作品を生む社会現象となった。

 同時期には、モルドバ出身の音楽グループO-Zoneの楽曲「恋のマイアヒ」も話題を集めた。ルーマニア語の歌詞の空耳が、日本語で「飲ま飲まイェイ」と言っているように聞こえたことから、ネット上にはアスキーアートで作られたネコ型のキャラクター「モナー」らが歌に合わせて踊り狂う空耳歌詞付きのフラッシュ動画が登場。この動画が各メディアで紹介されたことから、同曲は洋楽としては史上初となる「着うた」100万ダウンロードを達成した。しかし、ネットの共有財産として愛されていた「モナー」が「のまネコ」として商品化されたことから、ネット住民の反発を呼び、「のまネコ問題」と呼ばれる騒動も発生した。

 2005年10月には、歌手の平井堅(37歳)が発表した楽曲「POP STAR」をもとに、2ちゃんねる・VIP板利用者(通称:VIPPER)が替え歌「VIP STAR」を制作。「I wanna be a VIP STAR 君がずっと夢中なそれなんてエロゲ?」「働いたら負けかなと思っている」など、当時のネット事情を反映した歌詞と、楽曲の質の高さに注目が集まり、ネット上で話題となった。また、替え歌を歌ったkobaryu氏は、同年のライブドア社の忘年会に招待され、この曲を披露したとのこと。著作権的には、かなり「アウト」だが、当時の牧歌的なネット世界を象徴する出来事と言えよう。

 その後も、アニメやネット文化などに造詣の深い中川翔子(24歳)がお茶の間に登場し、「2ちゃんねる」の文化を汲む動画サイト「ニコニコ動画」が産声を上げた。後に総理大臣に就任する麻生太郎前首相(69歳)が、「2ちゃんねる」への書き込みを公言するなど、「ネット文化」は、確実に勢力を拡大しつつある。

 では、今年はどんなネタがネットで話題となるだろうか?

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