新春スペシャル! 伝説のネット事件簿

「(笑)」「藁」「w」日々進化した「ネットスラング」編

2010.01.05 TUE

噂のネット事件簿

 流行語というものは、「新人類」「オバタリアン」「だっちゅーの」等々、どれも今使うと恥ずかしいものばかりだが(ある意味面白いが)、ネットの世界でも似たようなことは起きている。

 例えば、今では当たり前のように使われている(笑)の代わりの「w」。すっかり忘れ去られていることだが、「2ちゃんねる」の創成期には(笑)の表記は(藁)が主流だった。インターネット以前から雑誌の対談などで使われていた(笑)が2ちゃんねらーの間で(藁)に変換され、やがて(藁)を入力することさえ面倒臭くなった2ちゃんねらーによって「w」へと進化を遂げたわけだ。「w」の発祥はオンラインゲームであるとの説が一般的で、年代にも諸説あるが、「『w』とはどういう意味ですか?」という質問がネット上に頻繁に出されるようになったのが2005~06年ごろなので、一般に広まったのはその前後と考えてよいだろう。

 実際、(笑)と入力するには、まず( )を入力し、( )の中に「笑い」と入力し、さらに「い」を消さなければ(笑)は完成しない。それゆえ「(笑)は面倒だから、( )の中は 『藁(=わら)』でいいや」というのが2ちゃんねらーの当初の考えであり面白みだった。しかし今や(藁)などと書き込むものは皆無だ。結局のところ「w」の簡略さにはかなわなかったのである。実際「w」は非常に様々なシチュエーションで使用される。本当に笑える時、苦笑、嘲笑、爆笑なら「wwwwww」と連打するetc…大変便利なのだ。

 ここ最近の省力化の流行は「wkwk」「kwsk」「ktkr」など「頭文字をとりました型」だ。これらはそれぞれ「ワクワク」「くわしく」「来たコレ」(来たーーーーーーっ!!!の変化形。「待ってました」のような意味)のこと。このようにネットのヘビーユーザーは常に省力化を模索しているので、今後も様々なタイプのネットスラングが登場することは間違い無いが、「w」はこれ以上簡略化することはできない。ネット初期に(笑)が(藁)へと進化し、約10年の時を経てついに「w」へと進化、完成したのだ。

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