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18歳少女の過激なベストセラーはブログからの盗用?

2010.02.25 THU

噂のネット事件簿


騒動の最中に18歳の誕生日を迎えたヘレネ。人気DJがテクノミュージックを演奏し、著名な俳優や映画監督が参加する盛大なパーティーを開催した
ドイツの18歳の少女が書き下ろした小説に、ブログからの盗用疑惑が持ち上がっている。

問題の作品は、ドイツの小説家ヘレネ・へーゲマン(18歳)の『Axolotl Roadkill』。16歳の少女が母の死を機にドラッグが蔓延するベルリンのテクノクラブに飛び込み、非行やセックスに明け暮れる姿を描いた作品だ。権威ある文学賞にノミネートされた同作は、発売後わずか3週間で10万部の売り上げを記録。著名な文学・演劇学の教授の娘で、17歳にしてすでに演劇と映画の脚本を手がけた早熟の天才・ヘレネには、作品以上の注目が集まっているという。

新たな天才の誕生にドイツ国民が沸くなかネットでは、ブロガーのAiren氏(28歳)がブログの内容をもとに執筆した小説『Strobo』と、同作が酷似している、と指摘するユーザーが登場。ヘレネとAiren氏双方を巻き込んだ騒動となっている。

Airen氏の小説も、『Axolotl Roadkill』同様にクラブ音楽、ドラッグ、セックスを扱った自伝的作品。内容もさることながら、ベルリンの街と作品の主題に触れる重要な一文に至っては、一字一句違わない。また、『Axolotl Roadkill』では、登場人物がとあるブロガーから得たインスピレーションをほのめかす場面も。

自身の作品と酷似する『Axolotl Roadkill』の存在を知らされたAiren氏は、同作を試読。その娯楽性を絶賛しながらも、「なぜ、盗用する必要があったのか?」と、ニュース週刊誌『デア・シュピーゲル』誌上でヘレネに投げかけている。

当のヘレネは、その疑惑を否定せず。それどころか、彼女のような新世代のクリエイターは、ネットで得た情報を創作のために活用するのは当たり前だと言い切っている。「そもそもオリジナリティなんてものは、世の中には存在しないの。大事なのは『本物』であるかどうかよ」と語る才能豊かなヘレネの将来は、いかに?

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