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オンラインメモ帳「エバーノート」日本でのサービス提供始まる

2010.03.09 TUE

噂のネット事件簿


脳をバックアップしてくれるツールだという「Evernote」 ※この画像はスクリーンショットです
人間、「どこにメモしたかを忘れた」「打ち合わせに必要なことが書かれたメモを、家に置きっぱなしで外出」ということがあるものだが、そんなときに「記憶の引き出し」とも呼ばれるエバーノートというソフトが便利だとネットユーザーの間で話題になっている。

エバーノートとは、米Evernote Corporationが提供しているWebサービスのこと。テキスト、画像、音声ファイルなどをインターネット上で一元管理し、パソコンやスマートフォンなどでシンクロして使えるというのがウリで、米国では2008年から英語でのサービスを提供していたが、今年3月3日、日本語版でのサービス提供が開始された。

エバーノートではアカウントを作成してオンライン上にスペースを作り、そこでメモを管理することができる。アクセスするにはOSごとに用意されたフリーソフトで行う。Windowsはもちろん、MacやiPhone/iPod touch用のアプリも存在し、携帯のメールでメモをアップロードすることもできる。また、これらはどの端末からアクセスしてもシンクロされる。

エバーノートがもつ他の類似サービスにはない特徴は、利用手段が非常に豊富なことに加え、データを取り出すための検索機能が、通常の文字情報だけではなく画像の中にある文字情報を読み取る機能も備えていることだ。現時点で可能なのは英数字の識別のみだが、名刺や書類を撮影した画像を目視で見返すだけでなく、検索の対象として活用できる。また、手書きの文字もかなりの精度で認識できるので、メモ帳をスキャンしたり、ホワイトボードを写真に撮ったりした情報でも簡単に参照できるという。

このような、「いつでもどこでも、全ての自分のメモを見ることができる」というエバーノートは、「オンライン型メモ帳」などと形容されることが多いようだ。リアルな世界では、会社の机に置いているメモの内容を自宅で確認することはできないし、自宅の冷蔵庫に留めたメモを外出先で見ることもできないが、オンラインメモ帳「エバーノート」がこれら全てを可能にするのだ。

なお、英語版しかなかった当時から日本人ユーザーは熱心に利用していて、日本の1日のユニークユーザーは2万5000人、さらにアクセス頻度は世界平均の倍だとか。これをうけて米Evernote Corporationは日本法人を「東京都内に90日以内に設立する」としており、5月末ごろまでに設立される見通しだ。

また、3月5日には『ツイッター 140文字が世界を変える』(毎日コミュニケーションズ)のコンビであるコグレマサト氏といしたにまさき氏、それに「できるシリーズ編集部」を加えた三者の共著である『できるポケット+ Evernote』(インプレスジャパン)という本も発刊され、より一層盛り上がりをみせている。

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