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「非実在青少年」に注目集まる

2010.03.18 THU

噂のネット事件簿


ちばてつや氏はホームページ上のマンガで、氏の代表作『あしたのジョー』や『あした天気になあれ』の一場面を引用しながら、やみくもに規制されることに苦言を呈している
東京都が、漫画やアニメでの性描写への規制を強める条例案を都議会に提出し、論争が巻き起こっている。

これは都が議会に提出した「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案。都の報道発表資料によれば、「青少年をみだりに性的対象とする漫画等のうち著しく悪質な内容のものを、青少年への販売等を規制する」というもので、平たく言えば「漫画やアニメの中の18歳以下のキャラの性描写に規制をかけよう」という内容だ。

この改正案に対し、漫画家の永井豪氏(『デビルマン』『キューティーハニー』)や里中満智子氏(『アリエスの乙女たち』)など漫画家や出版社はこぞって反発。中でもちばてつや氏(『あしたのジョー』や『あした天気になあれ』)は、自らのHPで公開している漫画で
「セックスとか暴力とかだけの漫画はいずれはあきられて自然淘汰されていく。絶対に法律などで規制すべきものではない・・・・と思います」(一部抜粋)
と意見表明している。

ところがこの条例案に対し、ネット上では別の反応があらわれている。というのも今回東京都は、「18歳以下のキャラ」を「年齢、服装、学年などから18歳未満として表現されていると認識されるもの」(一部抜粋)と定義し、それを「非実在青少年」と命名。するとネット住民は、都が作ったこの造語に鋭く反応し、

「椎名林檎かと思った」
「SFチックな語感」
「えらくかっこいい」
「お役所のセンスはすごい」

と、この言語センスを面白がる意見が続出。改正条例案自体には圧倒的に否定的な意見が多いのだが、それ以上に「非実在青少年」という単語に話題が集中している。

なおこの条例は3月19日に採決される予定。採択されれば、「不健全図書」に認定されたものを18歳未満に販売した者には罰金(30万円以下)が科される予定だ。

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