ビジネスマンを襲う現代病

第5回 ドライマウスで口の中がカラカラ!?

2010.03.31 WED

ビジネスマンを襲う現代病


口やノドが乾いて、一日中飲み物が手放せない…。そんな、あなたはドライマウスの可能性あり?

ストレスが多いと唾液が減る?



「食事のときに飲み物がないと食事が進まない」「ビスケットなど乾いた物が食べにくい」、そんな症状を感じるあなたは「ドライマウス」かもしれません。今回は、お口の現代病といわれるドライマウスのお話です。さっそく、『「現代病ドライマウス」を治す』の著者であり、鶴見大学歯学部附属病院院長の斎藤一郎先生に話を伺いました。

「ドライマウスとは『ドライシンドローム(乾燥症候群)』のひとつで、何らかの原因で唾液の分泌量が低下して、口の中が乾くというものです。日本では正式なデータはありませんが、欧米の疫学調査では人口の25%がドライマウスだといわれています。そこから推計すると日本でのドライマウス患者は3000万人になるといわれています」

う?ん…まさか、そんなに多いとは。 ちなみに、「ドライマウス」は昔からあったものが顕在化したのか、新たに発生したのかは分かっていないが、現在、患者が増えていることは確かだとか。では、ドライマウスになるとどんな問題があるのでしょうか?

「唾液が少なくなると虫歯や歯周病になりやすいですし、風邪などの感染症にもかかりやすくなります。また、唾液は健康状態を計るバロメーターでもあるので、唾液の分泌量が少ない=体調を崩し始めているというサインといえるのです」

なるほど。単なる口の乾きと侮ってはいけないのね。ところで、ドライマウスの原因はなんでしょう? 「現代人の生活習慣がドライマウスに関係しています。例えば、ストレス性のドライマウスというものがあります。唾液腺は自律神経に支配されていて、交感神経が優位になると唾液が出にくくなり、副交感神経が優位になると唾液がたくさん出ます。ストレスなどで緊張が続くと交感神経が優位になるので、唾液の分泌が減ってしまうんです。また、最近はやわらかいものが好まれる傾向がありますが、噛む回数が減ると唾液が出にくくなります。ほかにクスリの副作用や糖尿病など、ドライマウスには様々な原因があるんです」

ドライマウスはこれら複合的な原因が重なって発症するんだとか。

「ドライマウス対策としては、ストレスを減らす、クスリに頼るクセをなくすなど、1つひとつの生活習慣を見直すことが大切です。また、飴やガムを食べたり、レモンや梅干しなど酸味のある食べ物で刺激するのも有効です」

日々の生活習慣やケアを意識して、お口の中にはいつも潤いを与えてやりたいもんです。 ご自分の体の気になる症状、または知っておきたい現代病がありましたら右下の投稿ボタンからおねがいします

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