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ネットメディアがピュリッツァー賞で初の栄冠

2010.04.20 TUE

噂のネット事件簿


ピュリッツァー賞を受賞したプロパブリカの記事「The Deadly Choices at Memorial」 ※この画像はスクリーンショットです
優れた報道に与えられる2010年ピュリッツァー賞が4月12日に発表され、調査報道部門で非営利報道機関「プロパブリカ」がネットメディアとしては初めて受賞した。

受賞したのは、2005年に発生したハリケーン・カトリーナ後の災害医療現場に関する「The Deadly Choices at Memorial」という記事。孤立したニューオリンズの病院で、薬も水もなくなった状態のなか、医師が患者に致死量以上のモルヒネを投与したことが、安楽死なのか殺人なのかという問題を扱ったものだ。取材は、「プロパブリカ」と「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」との共同で行われ、記事は「プロパブリカ」のウェブサイトと「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」誌面の両方で発表された。

「プロパブリカ」は、調査報道の専門機関として2007年に発足。記事は自サイトで公開するとともに、他メディアへも無償で提供している。取材の資金は資産家や読者からの寄付によってまかなわれている。

権威あるピュリッツァー賞をネットメディアが初めて受賞したことについて、ネットユーザーたちからは「時代を感じるなあ」「非営利の報道機関というところもすごい」「ついにここまできたかっていう感じ」「新しいものをガンガン認めていくのがすごい」などのコメントが寄せられている。

さらには「今後、日本の報道機関もこうなっていくのだろうか」といった意見も聞こえてくる。新聞やテレビのニュース番組とは異なる切り口の報道機関として、ネットメディアに対する期待は今後高まっていきそうだ。

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