ビジネスマンを襲う現代病

第9回 肩こりの原因はストレスと姿勢!?

2010.04.28 WED

ビジネスマンを襲う現代病


肩こりは日本人特有の症状で「アメリカにはない」という説があるが、檜垣先生によると、肩こりに「当てはまる言葉がアメリカにない」だけで、首のこわばりなど似たような症状はあるんだとか

25歳をすぎると肩こりが増える?



日夜PCに向かい原稿を書いているせいか、常に肩も首もガチガチです。なんでも最近、慢性的な肩こりに悩まされる20~30代が増えているとか。今回は肩こりについて、『仕事の疲れ予防法!』の著者、あきカイロプラクティック治療室の檜垣 暁子先生に話を伺いました。

「平成16年に行われた厚生労働省の調査によると、25歳以降になると肩こりは、自覚症状(不快な)の上位に入ってきます。これは、社会人になることで、ストレス環境やデスクワークが増えることなどが要因だと考えられます。また、最近では10代の子どもまで、肩こりになる傾向があるんですよ」

子どもが肩こりなんて…。そもそも肩こりになる原因って?

「肩こりは日常生活における、“ストレス反応の表れ”です。例えば、大事なプレゼン前で緊張が続くなど、精神的にストレス状態にあると、自律神経が乱れて体を緊張させる交感神経が優位に働きます。この交感神経が優位になると、筋肉のなかの血管が収縮して血行が悪くなり、筋肉に酸素が十分に行き届かず、酸欠状態になります。すると、老廃物が溜まりやすくなり、発痛物質が産生されて神経を刺激する。これが肩こりの不快症状となって表れるんです」 このような精神的な要因だけでなく、物理的なものもあるとか。

「デスクワークなどで、同じ姿勢でずっと座っていると、肩甲骨(けんこうこつ)まわりの筋肉を動かすことが少なくなり、血行が悪くなります。さらに、座ること自体で背骨の負担が少ないカーブが損なわれてしまい、姿勢を維持するために筋肉を余計に働かさないといけません。そのため、首の付け根や腕を支える筋肉がこわばりやすくなるんです。また、PC作業やゲームなどで、ディスプレイを長時間見続けることによる、眼精疲労も肩こりを引き起こす要因です」

ストレス社会に悪い姿勢、目を酷使する環境、これらの理由で肩こりは若年化しているのね。最後に、簡単な肩こり解消法をお願いします!

「肩こりになると、首の付け根やこっている場所をもみがちですが、そうすると首や肩まわりの筋肉を痛める場合があります。安全策として肩甲骨まわりの筋肉を動かすのがオススメ。肩に手をつけてヒジを大きく回し、ヒジが後ろにくるときに胸を大きく開く。すると、胸の筋肉がストレッチされるとともに肩甲骨も動いて効果的です。ほかに、心もリラックスし筋肉の緊張をほぐすことも大切です」

日常的なストレッチとリラックス、フィジカルとメンタルの両面から、肩こりを予防したいものです。 ご自分の体の気になる症状、または知っておきたい現代病がありましたら右下の投稿ボタンからおねがいします

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