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違法動画を発見する技術登場で動画サイト危機?

2010.05.14 FRI

噂のネット事件簿


動画サイトの代表格「ニコニコ動画」。著作権を侵害する動画は、権利者の申し立てによって削除されるが、すべての違法動画を削除するには至っていない ※この画像はスクリーンショットです
NECは7日、インターネット上に違法アップロードされたコピー動画を瞬時に自動で検出できる映像識別技術を開発した、と発表した。

この技術は、オリジナル動画から識別するための「指紋情報」を生成し、それとネット上の動画を照合するというもの。字幕が入った動画や、劇場のスクリーンをカメラで撮影した動画、あるいはなんらかの編集がなされている動画についても、高精度で検出が可能で、2秒程度の短いシーンについても判別できるとのことだ。また、この技術は国際標準化機構(ISO)によって、動画の識別方法に関する国際標準規格「MPEG-7 Video signature Tools」として承認されている。

YouTubeやニコニコ動画といった動画サイトは、今やインターネットの定番コンテンツとなっているが、そこには多くのコピー動画がアップロードされているという現実がある。そんな状況に現れたコピー動画検出技術について2ちゃんねるでは、

「動画サイトの危機かもしれない」
「ニコニコのMAD作品(様々な動画素材を大胆に編集したもの)もダメになるのか」
「ニコニコもようつべ(編集註:YouTubeのこと)も無いパスワード付きzip(アップローダーに公開されたファイルをダウンロードして見るということ)の時代に戻るのか…」

と、今まで動画サイトで気軽に観ていた映像が、今後は簡単に観られなくなるかもしれないということへの不安を訴える意見が目立つ。なかには、

「違法で流さなかったら人目に触れずに誰も見られない状態のものをわざわざ流してやってんだからありがたく思えよ」
「TV放送と同時に著作権は放棄する仕組みが必要だな」

と、かなり強引な自説を展開するネット住民も。

いずれにしろ、ネット上での著作権侵害が大きな問題になっていることは確か。コピー動画検出の技術だけでなく、動画サイトのあり方についても議論していく必要があるといえそうだ。

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