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映画『ザ・コーヴ』が異例の無料ネット放送

2010.06.22 TUE

噂のネット事件簿


詳細は未定だが、全国の映画館での順次公開が予定されている。また予告編はニコニコ動画で観ることができる ※この画像はスクリーンショットです
2009年米アカデミー賞で最優秀長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『ザ・コーヴ』が、全編無料でネット配信された。

和歌山県で行われているイルカの追い込み漁を題材としたこの作品。反捕鯨派からの視点で描かれているうえに、立ち入り禁止区域に勝手に侵入して盗撮したシーンが含まれているなど、表現における問題点もあるため、議論の対象となっている。日本での上映に反発する意見も多く、6月26日から公開を予定していたシアターN渋谷、シネマート六本木、シネマート心斎橋の3館では、度重なる抗議電話や抗議活動の予告があったことを理由に急遽上映中止を決定した。

そんな状況に対し、日本ペンクラブは「言論表現の自由にとって残念な事態がじわじわと広がっている」とした「映画『ザ・コーヴ』上映中止を憂慮する緊急声明」を発表。すると、ネット住民たちからは、「商業目的でないのなら、ネットで無償ダウンロードさせれば良くない? 或いはYouTubeか、ニコニコ動画辺りに上げておけば」「上映する権利が表現の自由なら抗議して中止させるのも表現の自由」「無料でネット公開することなんていくらでもできる。どこが表現の場がないだ?」などの意見が寄せられることとなった。

そして6月18日、実際にニコニコ生放送で2000人限定の「先行ロードショー」という形での全編無料配信が行われた。作品に対する意見は様々だったが、その注目度はやはり高かったようで、生配信中のコメントは4万7000件近くにまで及んだ。

さらに6月21日には同じくニコニコ生放送で「第82回アカデミー賞受賞作『ザ・コーヴ』に関する大討論!」も放送。劇場公開のスケジュールが未確定なままの現時点では、ネットこそがこの作品に関する主な議論の場となっているといえそうだ。

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