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暴力団関係の書籍に表現の自由は適用されるか?

2010.06.30 WED

噂のネット事件簿


これが有害図書指定のなかの1誌『実話時代』の創刊300号不退転記念号。表紙の「『福岡県警』の犯罪」の文字は果たして偶然なのか? ※この画像はスクリーンショットです
東京都では、アニメや漫画の18歳未満のキャラクター(都は「非実在青少年」と命名)の表現規制が議論されているが、25日、福岡県が暴力団を扱った雑誌や漫画を有害図書に指定。この全国初の表現規制が話題を呼んでいる。

これは、今年4月から福岡県でスタートした「福岡県暴力団排除条例」によるもの。条例には暴力団の商取引や不動産譲渡と並んで「青少年の健全な育成を図る措置」という項目が含まれており、これに基づいて漫画や雑誌、計5誌が有害図書に指定された。26日にはこれを受けて、福岡県の麻生知事が「暴力団は間違ってもかっこいいものではない。こういう雑誌などを読んで誤った認識をもたないでもらいたい」と発言した。

このニュースが報じられると、ネットではたちまち議論が沸騰。ただ、「非実在青少年問題」では一枚岩となって「ふざけるな!!」と結束したネット住民だったが、ヤクザ規制に関しては

「こういう規制は歓迎」
「エロ規制より説得力がある」
「当然の措置」

という賛成派と、

「漫画を読んで暴力団に入る馬鹿は、漫画なんか無くても暴力団に入る」
「また表現規制か」
「有害であるという論理的、科学的説明が全く無い」

という否定派、さらに

「ゴルゴ13も規制すべき。殺し屋はかっこいいものではない」
「ごくせんはアウト」
「ワンピースは海賊の美化」
「ルパン3世も18禁になりそうだな」

と、規制を茶化す意見が拮抗。同じ「表現の自由」に関する議論でも、ヤクザ規制では意見は一本化されなかった。

なお、今回有害図書に指定されたのは
『実話時代7月号』
『実話時報7月号』
『実話ドキュメント7月号』
『劇画版山口組白書激闘を勝ち抜いた侠たち』
『漫画山口組完全データBOOK Vol.11 宅見若頭暗殺事件』
の5冊。このラインナップについてネット上からは

「これは納得せざるを得ない」

という意見も出た。

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