本場の値段、ハウマッチ!

第6回 通勤利用で自転車がタダ? ~オランダ

2010.07.07 WED

本場の値段、ハウマッチ!


オランダではレンタサイクルも充実しており、主要鉄道の駅100カ所や街中にレンタサイクル用の施設があるそう。ちなみに、女王様も自転車に乗って買い物に出かけるんですって! 画像提供/オランダ政府観光局

企業が社員に自転車代を支給!?



自転車大国と聞いて思い浮かべる国といえば中国。しかし、そんな中国でも自転車の保有率は2.7人に1台。実は、それに勝るほどの自転車保有率を誇る国があるのです。それはオランダ! オランダの自転車保有率は1人あたり1.1台。これは世界最高の保有率なのだそう。そんなオランダでは、1台あたりの金額はいかほど?

「メーカーや車種によって異なりますが、新品は安いもので4万円くらいから。多い価格帯は7万円前後でしょうか。人気のブランドだと20万円以上するものもあります」

と、教えてくれたのはオランダ政府観光局の広報、塚越友美さん。量販店などで1台数千円から手に入れることができる日本。それに比べるとかなりお高いように思いますが…なぜ?

「オランダ人は自分の自転車を10年、20年と長く使い続けるので、それに耐えられるよう、かなり丈夫に作られているからです。もちろん、途中で何度か修理はしますが」 なるほど。私なんて、1万円ちょっとの自転車を買っては3年くらいでダメにして買い替える、なんてサイクルを繰り返していました…。それに比べるとだいぶエコ!

「そうですね、オランダ人はエコに対する意識が高いと思います。60年代以降、経済の発展とともに各国が競って自動車のための交通インフラを整備していたころ、オランダでは交通渋滞や環境破壊などの都市問題を見越して、自転車を重要な交通手段ととらえていました。そして、専用道路や標識、駐輪場、自転車を持ち込める車両などを整備してきたんです。そのため、オランダでは自転車通勤なんてもはや定番なんですよ」

ほほう。

「また、社員が通勤に使う自転車本体や備品、保険費用の一部を企業がカバーする制度もあり、その費用は経費として扱われます。金額は、本体が3年に1度で最高749ユーロまで、備品が3年間の合計で最高250ユーロまで。走行距離が15km以上、利用日数が勤務日数の半分以上でその制度が受けられます」

日本の自転車通勤者が聞いたら、心底うらやましがるだろうな…。

「オランダは、ネーデルランド(低い土地)という国名が示す通り、国土の1/4が海抜以下の干拓地です。運河に架かる橋以外、ほとんど坂がない平らな土地柄で、これも自転車を利用する人が多い理由のひとつでしょう」

自転車大国たるゆえんは地形にも関係していたのか。
いつかは日本も“自転車通勤で自転車が無料!”なんて政策ができたらいいですよね。 本場での値段を知りたいモノなどありましたら、投稿ボタンからリクエストおねがいします

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