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「暴行犯の実家」というデマ情報と真っ向対峙

2010.09.09 THU

噂のネット事件簿


ニュース記事によると「容疑者の実家」とのデマを流された不動産会社には「こんな事件を起こしてよくも恥ずかしくないな」という抗議電話がかかってきたという ※この画像はスクリーンショットです
8月23日に札幌市で発生した連続女性暴行事件について、事件とは全く関係のない不動産業者が、ネット上で「容疑者の実家」とデマ情報を流される被害にあっている。

北海道新聞によると、デマ情報流布の被害を受けたのは、北海道の不動産業者。たまたま逮捕された容疑者と同姓で、かつ容疑者が「過去に不動産管理会社に勤務していた」と報じられたため、ネット上で一方的に「容疑者の実家」と決めつけられた。会社の住所や電話番号も同時に書き込まれ、多くの抗議電話がかかってきたという。この不動産業者は、書き込みの削除要請を行ったり、「事件とは関係ない」とのチラシを配ったりするなど、デマ情報に真正面から立ち向かっているとのことだ。

ネット上で頻繁に発生する「炎上」が全く関係のないところで発生してしまったこのケース。炎上の舞台となることも多い2ちゃんねるではどんな反応を見せているのだろうか。

「適当にぐぐって同じ地域で同じ名前が出てきたら無条件で同一人物と断定するという手口が、どれほど危険かわかったろ?」
「どこの馬の骨かも分からない奴が書いた実体不明のレスを信じるとか情弱(編集註:情報弱者。情報にアクセスする手段が少ない人、もしくは情報を正確に捉えきれていない人)以前の問題だろ」

など、真偽不明の少ない情報を頼りに炎上させることを問題視する意見が寄せられていた。しかし、それだけではなく、

「むしろこっちが本質というか、こういうのが楽しくて祭りをやってるんじゃないのお前らw 全く関係ないターゲットを犯罪者にして個人情報を暴いて貼りまくって(中略)俺は正直この『世にも奇妙な物語』みたいな空気を楽しんでる。お前らもそうじゃなかったの?」

というゾッとするような書き込みもあった。とはいえ、さすがにこの意見に賛同するネット住民はほとんどいなかった。

同様のデマ情報による誤爆炎上事件はこれまでも何度か起きているが、いずれのケースも簡単には鎮火できていないようだ。万が一、こうした被害にあってしまった際に、対応をサポートしたり、デマ自体を取り締まったりする専門機関は今のところなく、今後の検討が待ち望まれる。

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