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ツイッターで役者・スタッフを募集した劇団初公演

2010.11.11 THU

噂のネット事件簿


片岡氏によると、「つぶやきが面白い人が10人いたら、実際に会っても面白い人はせいぜい5人ぐらい。つぶやきがちっとも面白くない人が10人いたら、実際に会ったところで10 人は10人ともやっぱりつまらない」とのこと。この割合が多いとみるか、少ないとみるか ※この画像はサイトのスクリーンショットです
すっかり日本でも定着したツイッター。そんなツイッターで、役者、スタッフをすべて集めた劇団『ツイゲキ』が25日から公演を控え、話題を集めている。

主宰は、上戸彩主演の映画『インストール』など数多くの作品を手がける脚本家・監督の片岡K氏。今年5月、氏のツイッターのフォロワー数が1000を突破したことを記念して、ツイッター発で何か面白いことをやりたいなと考え、思いついたのが「劇団」の結成だったという。

片岡K氏は、なぜわざわざ演劇をすることにしたかについては、「放送では絶対にできないこと」を実現したいからだとする。同氏はブログで、「テレビには放送コードと呼ばれる自主規制みたいなシバリがあって自由に表現できないタブーがたくさんある。(中略)一度その壁をパーッと取り払って、思う存分表現してみたかったのである」とつづっている。

「看板女優オーディション」「ツイゲキロゴコンテスト」といった各種イベントを開催し、募集はもちろん選考プロセスもすべて公開するなど、ネットを存分に活用。そんなオープンなスタンスの片岡K氏だが、実際にツイッターで募集してみての感想をきいてみると、募集側と応募者の“温度差”については、

「何かを一緒にやりたい『情熱』みたいなモノは、割とすぐに伝わる。ただ、その情熱に伴う『能力』とか『可能性』みたいなモノはちょっと遅れて伝わってくる」

と、ネット上で何かをしよう!というノリを伝え、読んだ人がそれにのっかるというコミュニケーションの速度は早いが、いざ実現するにあたって、必要とする具体的な能力を伝えることの難しさも感じている様子。

そんな苦悩とともに片岡K氏が集め、厳選した役者とスタッフによる第1回公演「FUKENZEN」は、28日まで東京・ウッディシアター中目黒で開催。内容はまだ明かされていないが、片岡氏によると「ツイゲキが最初におこなう演劇の内容はとにかく笑えるものであること」「ドタバタでもシュールでもないコメディ。一見バカバカしいように思えるけど、後になって何か考えさせられたりするようなもの」とのことだ。

なお、イベントはすべてUstreamで生中継される。片岡氏は、Ustream配信について、「面白い映像を伝えようとするとその音を伝えきれなかったり、楽しい音を伝えようとすると映像が伝えきれなかったりする感じ」と、テレビやラジオに比べ、まだまだ映像と音の総合メディアとして成熟しきっていない印象だと話しながらも、今回配信にチャレンジ。ずっとマスメディアの現場で働いてきた氏が、演劇界に新しいアプローチで挑む。

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