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米機密文書 金総書記を「体のたるんだおっさん」

2010.12.07 TUE

噂のネット事件簿


こちらがスイスドメインのWikiLeaksの一時避難サイト。本家サイトは現在アクセスできない状態が続いているが、来年銀行関連の資料を公開する予定があるとの情報もあり、今後も目が離せそうにない ※この画像はサイトのスクリーンショットです
11月28日、内部告発サイト「WikiLeaks(ウィキリークス)」が、7月(アフガン紛争関連)、10月(イラク戦争関連)に続いて、今年3回目となる大規模な機密文書の公開を行い、アメリカをはじめ各国政府から批判の声が高まっている。

今回WikiLeaksが公開したのは、世界各国の米大使館が米国政府に向けて送った「外交公電」と呼ばれる機密情報。公開された25万件にもおよぶ公電のなかには、東京発のものも5000点近く含まれている。なかには、

・フランスのサルコジ大統領は「独裁者で、はだかの王様」
・北朝鮮の金正日総書記は「体のたるんだおっさん」
・イタリアのベルルスコーニ大統領は「うぬぼれが強く無能」

など、各国首脳の評価なども含まれているという。

これに対し、対応を余儀なくされた米国政府は1日、専門の担当官を任命して情報漏えいに対する再発防止策に着手。一方、中国ではWikiLeaksへのアクセスが当局により遮断され、日本では前原外相が記者の質問に対し「勝手に他人の情報を盗みとって公開するのは言語道断の犯罪行為」(ニコニコニュースより)と回答するなど、各国政府は対応に頭を悩ませている。

「WikiLeaks」がこれだけ問題視されるのは、「リークが報道の自由にあたるのか?」という点。実際、今回リークされた機密情報は、米軍下士官が軍規に反して入手したものであり、「機密情報の保持」と「米国憲法に保障された報道の自由」のせめぎ合いに、着地点を見出すのは容易ではない。

今後WikiLeaksによるリークが民間企業におよべば、WikiLeaksの存在が世界経済にも重要な影響を与えかねない。アメリカの安全保障のみならず、経済活動にまで支障をきたすような状況をWikiLeaksがもたらせば、米国政府もなんらかの決断をせざるを得ないだろう。

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