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東京のマンガ規制で久々にDr.マシリト脚光浴びる

2010.12.16 THU

噂のネット事件簿


2ちゃんねるではDr.マシリトのAA(アスキーアート)も登場。ちなみにマシリトは小泉純一郎元総理にソックリとの説もある ※この画像はサイトのスクリーンショットです
東京都のマンガ規制に対して、出版各社の抗議行動が活発化している。2011年3月に行われる「東京国際アニメフェア」への不参加を、大手出版社が相次いで表明しているのだ。12月15日時点までに、不参加の意思を表明したのは、講談社、角川書店、小学館、集英社、秋田書店ら「コミック10社会」参加企業。

不参加表明をした理由は、過激な性表現のマンガ・アニメの販売を規制する東京都青少年健全育成条例改正に反対するため。この件では、角川書店の井上伸一郎氏による「さてこの度、角川書店は来年の東京アニメフェアへの出展を取りやめることにいたしました。マンガ家やアニメ関係者に対しての、都の姿勢に納得がいかないところがありまして」という12月8日のツイートが波紋を呼び、約1万4000件のリツイート(引用)がされ、ニュースにもなった。

井上氏がこの騒動の前半の主役だとすれば、後半の主役は集英社の鳥嶋和彦専務。同氏は13日に行われた漫画新人賞の授賞式で、「ぜひ石原慎太郎(都知事)をぶっ飛ばすような漫画を」と訴えたと時事通信により報じられた。

このニュースが出た直後、2ちゃんねるでは「マシリト」と「キャラメルマン」ということばが多数登場。その理由は、鳥嶋和彦専務が、『ドラゴンボール』作者として知られる鳥山明氏の出世作『Dr.スランプ』に登場する悪の科学者「Dr.マシリト」のモデルとなっていたからだ。

漫画中でマシリトは「キャラメルマン」というロボットを作り、主人公の則巻千兵衛と何度も戦いを繰り広げ、単行本にところどころ出てくる本編とは関係のない漫画では、「ボツにするぞ」を決めゼリフに鳥山氏を恫喝(どうかつ)する鬼編集者として描かれていた。

だが、2ちゃんねるでは「マシリトがんばれや。根性見せろ」「流石は、Dr.マシリトや」「ドクターマシリトかっけー」などとホメる人が続出したほか、「マシリトwww偉くなってるwwww」「マシリトが専務にまで昇りつめていたことに驚き」(原文ママ)と鳥嶋氏が出世していたことに驚く声も。

その一方、若い世代はもはや『Dr.スランプ』や「マシリト」「キャラメルマン」を知らないのか、「ところでマシリトって何?」という声も出ている。あらゆる世代の人が交流する「フラット」なネットならではの井戸端会議が展開されているといえよう。

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