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ツイッターの誤報は削除するべきか?論争 結末は?

2011.01.26 WED

噂のネット事件簿


ツイッターを使いこなす、勝間和代さんのツイッター画面(タイムライン)。矢印が2つ組み合わさったマークのついている1番下のつぶやきは公式RTで、2番目は非公式RTです ※この画像はサイトのスクリーンショットです
情報の速報性や拡散性という意味でツイッターは非常に魅力的な道具だが、一方、RT(リツイート=引用)という形で、デマがまたたく間に広まってしまうのもこれまたツイッターの一側面。昨年だけでも

「ジョニー・デップ死亡」
「みのもんた、駒野選手の母親に失言」
(テレビ番組でみのもんた氏が『お宅の息子さんPK外しちゃったね』と失言したという噂がながれた)

などのデマが流れ、今月上旬にアメリカで起きた下院議員銃撃事件でも女性議員死亡説がツイッターで流れてしまった(実際は重傷)。このアメリカでの誤報事件をきっかけに、ネット上で「誤報ツイートをどう扱うべきか?」について意見交換が行われた。

まず、経営コンサルタントの小林啓倫氏は、ブログ『シロクマ日報』にて

「『訂正ツイート』を流すのは大前提として、『誤報ツイート』は削除すべきでしょうか、それとも残すべきでしょうか?」

と問題提起した。小林氏は、アメリカの事件では「ロイターは、死亡を報じたツイートを削除したが、NPRとBBC Newsは誤報ツイートをそのまま残すという判断を行った」ことを紹介し、「個人的には、NPRの判断の方を支持したい」と意思表明。その理由として

「ツイッターをはじめとしたリアルタイムウェブでは、情報はフローとして処理され、次から次へと新しい情報がユーザーの元に流れ込みます。そのような環境ですべきことは、過去のツイートをどうにかして訂正することではなく、正しい情報をフローにのせてユーザーに届けることでしょう」

と、述べた。

するとこれを受けて、外資ソフトウェア会社でネットマーケティングを担当している坂本英樹氏は、ブログ『坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング』で、

「今後というか将来のあるべき姿としては、『削除して公式RTによる拡散を止めて、訂正ツイートを書いてしばらくそのツイートを最新で残す』がいいし、そうなって欲しい」

と提言。

「せっかく元発言が消えたらRetweetも消えるという公式RTができた今、間違った情報の拡散が止まるためにも積極的に公式RTを使いべきという啓蒙を兼ねて、元発言が消えて拡散が止まるという仕組みの確立へ進んで欲しいと思う」(原文ママ)

と、述べた。

坂本氏が言及している「RT」とは、興味を持ったツイートを、フォロワーの画面(タイムライン)に転送することを指す。そのうち「公式RT」とは、ツイッター上のボタンを使って行うもので、「非公式RT」とはユーザーが手動で行うものだ。もともとユーザーが作りだしたツイッターの使い方で、2010年1月22日から日本語版にボタンが搭載された。「非公式RT」では元の発言をしたユーザーがつぶやきを削除しても、転送されたつぶやきは消えないが、「公式RT」の機能を利用すれば、確かに誤報の拡散を今までより防ぐことは可能だ。はたして公式RTは、訂正のためのスタイルとして、ツイッターユーザーの間に定着するのだろうか?

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