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官房記者会見 オープン化するも、生中継の放送事故

2011.02.15 TUE

噂のネット事件簿


「こういうのでは映像より音のほうが大事だというのが身にしみてわかる」との声も ※この画像はサイトのスクリーンショットです
10日、ニワンゴが運営する「ニコニコ生放送」は、枝野幸男官房長官の記者会見を、記者クラブ以外のメディアとして初めて中継した。

枝野幸男氏は1月14日に官房長官に就任した際、自身の記者会見を記者クラブに属していないメディアにも開放するという“記者会見のオープン化”への意向を示していた。今回新たに参加が認められる対象となったのは、雑誌、インターネットメディア、フリーランスの記者など。

記者会見のオープン化はそもそも民主党が公約に掲げていたものだが、2009年9月、政権交代直後の、鳩山由紀夫前首相の就任会見ではネットメディアを“締め出し”。ジャーナリストなどからは非難の声があがっていた。その後、外務省、法務省などでは記者会見のオープン化が進んだが、内閣官房長官の記者会見は依然記者クラブのみでおこなわれていた。そういった経緯もあり、今回の枝野氏の記者会見にはネットユーザーも注目。17時15分にスタートし、およそ30分間放送された枝野氏の記者会見には8002人がアクセス。コメント数は2166にのぼった。

さて、その生放送。せっかくの中継だというのに質問者の声はほとんど聞き取れず、開始直後早々に視聴者から不満のコメントが相次いで投稿された。あまりの苦情の多さから、運営側が「質問:相撲の八百長問題の捜査方法について」などと質問内容を文字表記するなどして対処。

開始して12分過ぎ、ようやく質問者の声が聞こえてくると、忍耐強く会見を見ていたユーザーたちは「やっときこえた!」などの声をあげ、「公債特例法について聞けよ」「雇用はどうなった?」とツッコみ始めた。しかしまたすぐに声が小さくなっていき、視聴者は「つーかこの会見する意味あんの?」「声がどんどん小さくなる 演出?」「もはや放送事故」とあきれモードに突入。

17分50秒、ついに無音となり、「無音動画w」「ほぼ盗撮」と、すっかり記者会見の内容以前の問題となってきた中継は、その後も音声が突然復活したり、戦前のラジオのように音が割れたりするなどトラブルが続出し、再び音がほぼ聞こえない状態に。視聴者はといえば、「えだのんの動きを楽しむ放送になってきたな ほんとうに」「秘密内閣」「検閲動画」「隠密内閣」と揶揄(やゆ)し始める始末。23分ごろ、「調整なんとかなりました」と運営側のコメントが入るも、音声の調子は相変わらずのまま、数分後、「それではこの辺で官邸より失礼します」とのコメントとともに終了した。

「で、なんの会見だったの?」「ひでええ」と、今回はほとんど何もわからずじまいだった視聴者は、「がんばれ運営」「マジで頑張れよ…」と、次回の運営に期待する構え。内閣総理大臣官邸報道室によると、オープンになる記者会見は原則として毎週金曜日の午後4時開始のもの。次回は18日となるが、14日現在ネットメディアの生中継の予定は不明である。

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