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Google Chrome、IE9…閲覧履歴ブロック機能続々

2011.02.17 THU

噂のネット事件簿


Firefoxの設定画面。「Tell web sites I do not want to be tracked」にチェックを入れるだけだという(マイコミジャーナルより) ※この画像はサイトのスクリーンショットです
通常、ユーザーがウェブサイトを閲覧すると、そのサイトに広告を配信している別のウェブサイトにもそのユーザーの行動に関する情報が提供される仕組みになっていることをご存じだろうか?

そんな個人のオンラインでの行動情報をもとに、「行動ターゲティング」というウェブマーケティングの手法がある。ウェブサイト側が閲覧履歴情報をもとに、そのユーザーが興味のある分野などを分析し、表示する情報を選別する手法のことをいう。例えば、通販サイトなどで「最近チェックした商品」が表示されたり、関連商品が「こちらもおすすめ」と表示されたりするのがそれだ。しかし、そんな“いつの間にか自分の情報が収集されている”という状態がイヤな人向けの仕組みが整備される動きが始まっている。

きっかけは、昨年12月1日、米連邦取引委員会が「プライバシー保護に関する枠組み」として、ウェブ関連企業に「Do Not Track」という個人情報の収集を拒否する仕組みを提案したこと。

それを受けたGoogleは1月25日(日本時間)、「Google Chrome」の新しい拡張機能「Keep My Opt-Outs」を公開。オプトアウトとはユーザの許諾無く、一方的に広告を送付すること。また、それを拒否して広告を送付しないよう企業に依頼すること。拡張機能をインストールし、広告配信サービスを送付しないでほしい意思を表明することで、広告送付の自主規制基準に賛同した企業などからの広告配信はなくなるという。

一方マイクロソフト社では、12月時点ではすでに「Tracking Protection List」(個人用追跡防止リスト)を発表していた。これは該当ページから拒否したい広告配信サーバーをリストに登録しておくと、その広告が読み込まれなくなるというもので、同時にサイトごとに行動追跡を拒否設定することができる。2月11日(日本時間)から提供が開始されているInternet Explorer 9 RC(リリース候補版、以下IE9)で実装されている。

IE9の発表から3日後の14日、ウェブブラウザ「Firefox」を手がけるMozilla社も、行動追跡機能を搭載した「Firefox 4」Beta 11(テスト版)を公開。ツールメニューのオプションタブで設定すれば、ユーザーは自分のオンライン行動の情報をウェブサイトには渡さない意向を発信できるという。こちらはまだテスト版で、サーバー側の対応が待たれる。

webの閲覧履歴を活用したマーケティング手法はネット業界で一般的になりつつあるが、今回の動きはこうした流れに一石を投じるものになるかもしれない。

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