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ウィキペディアが世界遺産登録に向け署名活動

2011.06.01 WED

噂のネット事件簿


ドイツ版ウィキペディア内にオープンした世界遺産登録に向けた特設ページ「Wikipedia for World Heritage」。署名をするとその名前がサイト上で公開される ※この画像はサイトのスクリーンショットです
ウィキメディア財団が運営するインターネット百科事典「ウィキペディア」をユネスコ世界遺産に登録しようという活動がドイツ語版のウィキペディアユーザーたちによって開始された。

ドイツ語版のウィキペディアサイト内にオープンした「WIKIPEDIA for World Heritage」という世界遺産登録に向けた特設サイトによると、この動きはウィキメディア財団も公認している。同サイトでは、世界遺産登録を目指す根拠を、

「人類が蓄積してきたあらゆる知識を、誰でも自由にアクセスできるデジタル時代の知識として変換したという点で、ウィキペディアは文化的革新の先駆的存在だ。そして、文明の歴史のなかで、このように知識を新世代の形へと変換させたのはウィキペディアのみである」

と説明。世界初の「世界遺産認定ウェブサイト」となることに名乗りを挙げている。また、同サイトではウィキメディア財団の名誉理事長でウィキペディアの創始者であるジミー・ウェールズ氏の声明が公開されており、そこでウェールズ氏は、

「多くの人々がウィキペディアを技術的な革新によってもたらされたものだと考えていますが、実際にはそうではない。ウィキペディアは文化的革新によって達成されたものです」

と語るとともに、世界遺産登録のための署名活動への協力を呼びかけている。ドイツ国内のネットユーザーを中心に、日本時間5月31日の午前3時40分現在9800件を超える署名が集まっている。

今年で創設10年目を迎えたウィキペディア。5月1日の時点で281の言語で執筆され、登録されている項目は1800万本を超えており、まさに世界最大のインターネット百科事典といえる。とはいえ、登録申請をしても認められるのはごくわずかと難関の世界遺産登録。ウェブサイトが認められるのか、ということも含めて、今後の動向が注目される。

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