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今年の花火大会、中止は妥当なのか?

2011.07.20 WED

噂のネット事件簿


2010年「東京湾大華火祭」の様子。昨年は、約70万人が東京湾に浮かぶ花火を楽しんだ
全国的に例年よりも大幅に早く梅雨明けが訪れた今夏の日本列島。夏の空を彩る花火大会を楽しみにしている方は多いと思うが、今年の夏は震災や電力問題の影響を受け、各地で花火大会の中止が決定している。今春には、石原慎太郎都知事が花見の自粛を呼びかけ物議をかもしたが、人々は花火の中止や自粛をどう捉えているのだろうか?

3月24日、東京都中央区の矢田区長から「東京湾大華火祭」の中止がアナウンスされた時のツイッター上のやりとりを見てみると、

「こういう時だからこそ、被災地から距離がある場所では、祭りやイベントを盛大にやるべきではないだろうか?」
「ナイターは電力問題で中止は納得いくのですが、花火大会はなんの関係もないだろ?」
「国民性だと思いますよ。不謹慎!とTwitterで憤る人も多いので」
「会場の安全確保・夏場の電力の確保・電力不足による交通事情という面からも見ると都内イベントの中止は大体納得がいく」

と、賛否の声は拮抗していた。

一方、5月18日にgooニュースに投稿された「電力不足と自粛により相次ぐ花火大会の中止 この判断は妥当だと思いますか?」という質問に対する回答を見てみると、

「夏の夜の楽しみである花火までなしにしてしまうのは行きすぎ」
「大勢の人に集まってもらえるいい機会なのに」

など、65%の人が「中止にする必要はない」と回答している。

「今年の夏は喪に服すべきだ」
「誰かのお金を集めて、大空で燃やしてしまうなら中止した方がいい」

といった「中止にすべき」という回答はわずか15%にとどまっており、震災から一定の時間が経過して、人々の意識に変化が現れ始めた様子がうかがえる。

今年の夏は、都内近郊だけでも「江戸川区花火大会」「いたばし花火大会」「調布市花火大会」「せいせき多摩川花火大会」「江の島納涼花火」「戸田橋花火大会」などの中止が決定している。そんななか、千葉市の熊谷市長は5月19日、「今年の千葉市民花火大会は中止となりました」と題したブログのエントリーで、

「私は自粛ムードを作るべきではないとの立場から、開催に向けて努力してきた。しかし、周りの花火大会が中止する中で千葉市民花火大会を実施すると、例年以上の観客が集まり、十分な警備体制と観覧スペースを確保できない」(要旨抜粋)

と中止に至った経緯に触れている。これに対して市民からは、

「せめて花火大会費用を義援金として寄付していただきたい」
「仕方ないかな?と思います」

と、一定の理解を示すコメントが寄せられている。

夏の風物詩が相次いで中止される異例の事態だけに、市民の反応も様々に揺れているようだ。

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