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グーグルストリートビューにプライバシー侵害の可能性

2011.08.11 THU

噂のネット事件簿


グーグルストリートビューで見た渋谷駅前付近。気軽に散歩気分を味わえるのは大きな魅力だが、同時に顔写真などの個人情報が世界中に垂れ流されることにも ※この画像はサイトのスクリーンショットです
街中を散歩している気分がネット上で味わえるGoogleのサービス「グーグルストリートビュー(以下「SV」)」は、プライバシーの侵害に当たるのか? 福岡県の女性がGoogleを相手に、「自分の下着がSVに公開され、精神的苦痛を受けた」として慰謝料を求めていた裁判の控訴審が5日に始まり、その行方に注目が集まっている。

この女性は昨年3月、SVに自分の下着が映っているのを確認。これにより精神状態が悪化し、勤務先を解雇されたため、慰謝料を要求していたが、一審の福岡地裁は原告の請求を退け、女性はこれを不服として控訴していた。

SVがプライバシーの侵害に当たるかどうかは、世界的にも議論の対象となっており、判断も様々。今年3月に、ドイツの裁判所が「SVは合法」との判決を下したが、4月にはスイスの連邦裁判所で「SVはプライバシーの侵害にあたる」という判決が出ている。

GoogleはSVに関し、削除要請があれば理由のいかんを問わず画像を削除することを表明しているが、今回の件についてネット上に登場した意見を見ると、

「公道から見えるところに干さなければいいじゃない」

という意見にまざって、

「誰からもみられる場所に干してあったとしても、全世界へ公開するという意思表示ではないと思う」
「ネットに無断で晒されるのはやっぱり感情的に嫌だよね」

など、自分に関する情報がネット上に公開されることに抵抗感を持つ人がいることが分かる。上記の女性の訴えに対し、福岡高裁がどのような結論を出すのか、注目が集まっている。

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