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ノーブレーキ自転車の流行に元選手も「無茶苦茶」

2011.08.11 THU

噂のネット事件簿


自転車の危険走行に注意を促す警視庁の告知。なお、ピストの前輪だけにブレーキを付けている人も多いが、それも法律違反 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
近年、ロードレース用自転車がブームだが、一部には「ピスト」と呼ばれるノーブレーキの競技用自転車を街中で乗り回す人もいるという。朝日新聞が7日、その現状を伝える記事を掲載し、これがネット上で大変な反響を呼んでいる。

ピストは、もともと自転車のトラック競技で使用される競技用自転車。その構造は至ってシンプルで、三輪車のごとくギアが固定されているため、下り坂でもペダルを回さなければならず、変速機も付いていない。そして最大の特徴はブレーキが付いていないことで、止まる場合はペダルをこぐのを止めるしか方法はない。

このピストに街中で乗る人が増えているという上記の記事が発表されると、ネット上でたちまちこの件が大きな話題となり、2ちゃんねるのスレッドには4000件の書き込みが、さらにツイッターにも約2800件のツイートが噴出。登場した意見は、

「ブレーキがついてないとおしゃれっていう感覚には驚いた」
「ブレーキないとか死にたいのかよw」

と、ノーブレーキを非難するものが大半だが、それでもわずかながら

「これやってる人は技術あるから事故らないのに」
「イザとなったらペダル高速逆回転させれば
タイヤスモークあげながら、短い制動距離で止まるぞ」

という、ノーブレーキ擁護派も見かけられた。

ピストは、そもそも法律上公道を走ることはできず、仮に一般道を走行した場合、道路交通法違反(制動装置不良等)で5万円以下の罰金に処される。元ロードレース選手で、「ツール・ド・フランス」への出場経験を持つ今中大介氏も、『CYCLINGTIME.com』のコラムで、

「前後ブレーキなしというむちゃくちゃな仕様で走っている人がいるでしょう。(中略)ペダルを止めて、後輪をロックさせてスキッド(※タイヤをスリップさせること)させれば止まりますよ、という人もいるけど、フロントブレーキに比べれば、危機回避能力にどれだけ差があるか知っているのだろうか? ブレーキなしの自転車はあってはならない」(一部抜粋)

と述べており、ノーブレーキ自転車での走行の危険性を語っている。

警視庁のHPには、自転車での加害事故の例が紹介されており、なかには6000万円以上の賠償金が発生したケースも紹介されている。警察も今後取り締りを強化していくという。

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