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佐々木俊尚氏 新たな対立軸を論考するとツイート

2011.09.01 THU

噂のネット事件簿


佐々木氏の公式サイト。メルマガの抜粋も読むことができる ※この画像はスクリーンショットです
ITジャーナリストの佐々木俊尚氏が、新たな論考テーマを見つけたことをツイッターで報告した。同氏は8月29日、こうツイートした。

「ここに来て、以前私が言っていた『マスコミvsネット』論は撤回し、今後は『当事者性vsないものねだり論者』の新しい対立軸の論考へと移行することを宣言したいと思っています」

こう書くに至ったのは、野田佳彦氏が民主党の新代表になったことを受け、「史上最低の宰相」「菅の方がまだましだった」などと言い出す人が出てくると予想したことに端を発するという。そのうえで、「政治が悪い」と「ないものねだり」する人には何も残らないと書き、続けて

「そういうないものねだりして愚図ってる人たちとはとうてい理解し得ないし、そういう人たちとは別の圏域を社会の中に作り、その圏域だけでこれからの時代を生き延びるような方向性しかないんじゃないかと最近思うようになった」
「どっちにしろ、当事者性を持たない人はもう生き残れないと思います。残酷ながら、それが現実」

とツイート。まとめると、「生きていくには他人任せではいけない」といった主旨での発言が多く、その点を理解しているユーザーもいる。ただ、ここでいう「当事者性を持たない人」にはマスコミと一般人両方が含まれ、反発したユーザーからは過激なコメントも多かった。

佐々木氏はこれまでに『ウェブ2.0は夢か現実か? ~テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力』(宝島新書)、『2011年新聞・テレビ消滅』(文春新書)、『マスコミは、もはや政治を語れない 徹底検証:「民主党政権」で勃興する「ネット論壇」』(現代プレミアブック)など、「マスコミvsネット」を対立軸にした著書が多く、ツイッターでもこの対立軸で様々な事象を分析していた。

『ウェブ2.0は夢か現実か』ではフジテレビがライブドアを毛嫌いした理由を分析したうえで放送業界を「恐竜」とし、IT企業を「小型ほ乳類」と表現し、こう予測した。

「恐竜はいずれ滅びることを運命づけられているとはいえ、いまだに栄光の大恐竜時代の最後の残滓を謳歌している。いつ滅びの日が来るのかは、誰にもわからない。明日かも知れない。でも恐竜には、それがいつやってくるのかは分からないのである」

そんな佐々木氏が、いよいよ今後は「当事者性vsないものねだり論者」を論考するという新たなステージに突入したようだ。ネット上での影響力が強い識者だけに、今後の展開が注目される。

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