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インド発35ドル「世界最安タブレット」は使えるか?

2011.10.11 TUE

噂のネット事件簿


世界最安タブレットにインド人もびっくり!? タブレットを手に持ち、運用実験をする学生たち(画像は『BBC NEWS』SOUTH ASIAサイト http://www.bbc.co.uk/news/world-south-asia-15180831より)。ちなみに「アーカッシュ」はヒンディー語で空の意 ※この画像はスクリーンショットです
5日、インド政府とイギリスの通信機器会社・データウィンドは、世界最安のタブレット型コンピュータ(多機能携帯端末)「アーカッシュ」を正式に発表した。通称「35ドルタブレット」と呼ばれ、一昨年の「1980ドル車」、昨年の「35ドルラップトップPC」に次ぐ、インド発世界最安商品の誕生となっている。

この端末はインドの人的資源開発省とインド工科大学が開発したもの。BRICs諸国の中で、インターネットの普及率で後れをとるインドが劣勢を挽回すべく打った一策。実際の販売価格は45ドル(約3600円)とされ、最終的には政府の補助により35ドルで販売する見込み。まずはインド政府が10万台を買い上げ、学生などに配り試験運用する。基本ソフト(OS)はグーグルの「アンドロイド2.2」で、画面は7インチ。メモリ256MB、インターネットにはWiFiで接続する。

実際のところ、このタブレットは使える代物なのか。米経済紙『THE WALL STREET JOURNAL』系列のインドのサイト『INDIA REALTIME』や、米ニュース誌『TIME』のIT専門サイト『Technologizer』では、試験運用する学生にインタビューをしており、そこでの反応は、

「最初の反応はちょっと遅くて、圧力感知型のタッチスクリーンは強く押さないとダメだね。両手を使ってすばやくタイプするのは難しいかも」
「値段だけならOKだけど、僕たちはラップトップPCやiPadを使っているから、違いがわかってしまう」

となかなか厳しい意見。日本での反応をみてみると、こちらも

「安っぽいディスプレイだな」
「このぐらい(の価格 ※編集部註)ならうっかり落として壊しちゃうリスクを気にせずに気軽に持ち歩けるなw」

とあまりの激安ぶりとそのクオリティを半ば揶揄するような声がある一方、「一山幾らの世界だな。すぐに雑誌の付録にパソコンがついてくる時代になるだろう」と新たな可能性を示唆する声や、

「インドのこういうところスゴいよなあ
『何をどう教育するか』が明確だから、必要な仕様や性能も明確」(原文ママ)

と、感心する声もあがっている。

データウィンドは今後35ドルまで価格を下げ、最終的には10ドルまで下がるだろうとの見通しを明らかにしている。10ドルタブレット誕生の日も近いのか? 今後も注目だ。

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