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iCloud 日本では音楽ファイル非対応で議論

2011.10.19 WED

噂のネット事件簿


10月12日からスタートしたアップルの「iCloud」。5GBまでのオンラインストレージを無料で利用できる。追加容量の利用料金は10GBが年額1700円、20GBが3400円、50GBが8500円 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
10月12日からサービスが開始されたアップルのクラウドサービス「iCloud」。様々なファイルを自動的にオンライン上に保存し、複数の端末で共有できるサービスなのだが、日本ではiTunesと連動した機能が利用できず、ネット上で物議を醸している。

問題となっているのは「iTunes in the Cloud」という機能。iCloudを使うことによって、iTunes Storeで購入した楽曲が複数のデバイスに自動ダウンロードされるというものだ。アップルのウェブサイトでも「iTunes in the Cloud」を大々的に紹介するなど、iCloudの目玉機能であるはずなのだが、日本国内ではレコード会社との契約が進んでおらず、この機能を利用できないのだ。

日本経済新聞がこの話題を取り上げると、2ちゃんねるにスレッドが立つなどして、日本のネット住民たちの間で議論が勃発。

「音楽業界は新しいビジネスモデル考えないとダメなんじゃない?」
「アップストアでの販売価格を、自由に設定にさせればいいだけだろ。
高けりゃ売れないだけだし。
この場合は、それを許さないアップルの方が変だろ」
「ぶっちゃけ、ようつべ(編集部註:YouTubeのこと)でプロモーション映像を流して、
同人即売会限定で行列するファンに売った方が儲かる。
今はCD製造が小ロットでも安いから、卸や小売に利益を抜かせず、利幅が追求できる」


など、様々な立場からの意見が交換されている。また、日経新聞の記事で、今回の件についての音楽業界の反応として、日本音楽著作権協会(JASRAC)の担当者による「我々が価格決定権を持てないお店に安い価格で商品を出したくない。それが音楽業界の気持ちです」とのコメントを紹介している。特にこの点に注目するネット住民も多く、

「JASRACの気持ちはわからなくはないが、こういうユーザの利便性向上するサービスに反対するようなことをしてたら自分の首を締めることになるだろうな」

などのコメントも、多く見受けられた。

いずれにしろ、ネットでの意見を見る限りでは、iCloudでの音楽ファイル利用を求める声が多い。CDが売れなくなり、音楽不況が叫ばれる昨今。音楽ファンを引き止めるためにも、アップルと音楽業界との歩み寄りが必要となりそうだ。

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