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Firefoxピンチ報道に各地で反論

2011.12.07 WED

噂のネット事件簿


ZDNetの元記事。左上に写る人物がEd Bott氏。賞を受賞したこともあるテック系のライターだという ※この画像はサイトのスクリーンショットです
IT情報満載サイト・TechWaveに掲載された「Firefoxがピンチ シェア低下、人材流出、Google契約打ち切りで【湯川】」という記事が、ネット上で多数取り沙汰されている。この記事は、Mozilla財団のブラウザ・Firefoxのシェアが下がったことを報じた米ZDNetの記事を、TechWave編集長の湯川鶴章氏が訳し、掲載したもの。

TechWaveでは、「2009年12月には25.02%あったFirefoxの市場シェアが2011年11月には22.14%にまで低下。一方で、Googleが独自開発したブラウザChromeのシェアは4.71%から18.1%にまで上昇している。来年早々にはChromeがFirefoxを抜きそうな勢いだ」と紹介。

さらに「しかしなんといっても最大の痛手は、これまでMozilla財団を全面的にバックアップしていたGoogleが、パートナー契約を11月で打ち切ったこと」としたうえで、元記事を書いたZDnetのEd Bott氏による「Firefoxが競争から脱落するのはいつになるのだろうか」(原文:how long will it take before Firefox slides into irrelevance?)というコメントで締めくくられている。

これに対し、同サイトの記事の本文後につく名物コーナー「蛇足:オレはこう思う」で、湯川氏は「そういう僕もFirefoxはしばらく使っていない。ここ1年くらいは主にChromeを使っていた。サクサク動くように感じるし、複数のパソコンで使っていてもいろいろなデータが同期していて便利」とコメントしている。

元になった記事があるとはいえ、「Firefoxがピンチ」と言いきった湯川氏に対し、ネット上では「まさかそんな状態では。。。」などと疑問の声もあがったほか、FirefoxなどMozillaの最新情報などについてつづっているブログ「Mozilla Flux」は、「苦況(ピンチ)の内にも入りません」というエントリーで反論。

同エントリーでは、「約2年間に3%低下しただけで「低迷」なら、IEのシェアは「急落」というべきだろう。なのにIEの危機という話は聞かない。これのどこがピンチなのか」と指摘。そして、「パートナー契約打ち切り」にしても「確定した話ではない」としたうえで、検索サービスを提供しているのはGoogleだけではなく、MicrosoftもYahoo!もあると主張している。

ライターのEd Bott氏については、同氏が手がける仕事から「要するにMicrosoft製品の解説本を出版して稼いでいる人物なのである」とし、「まったくもってひどい話だ。Mozilla嫌いの米国ライターが書いた、半ば飛ばし記事とでもいうべきものを、日本の別のメディアが裏も取らずに流すのだから。Firefoxは開発停止になどならないし、そもそもピンチにすら陥っていない。早期にこの話題が収束することを切に願っている」と締めている。

なお、6日のCNETJapanは、5日にGoogleとMozillaが米CNET Newsに声明を寄せたとを報じている。Mozillaからの発表によると、「Mozilla もGoogleも、検索契約については前向きな検討を継続している」とされている。

湯川氏はTechWaveや、同氏が普段情報発信を行うTwitter、Facebookのアカウントで、6日午前10時30分段階、当件については言及していない。

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