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非正規DLスイスでは合法 日本では?

2011.12.12 MON

噂のネット事件簿


非正規な手段でのダウンロードを合法だと判断したスイス政府。スイスでは15歳以上の国民の3人に1人が非正規な手段で音楽、動画、ゲームなどのファイルをダウンロードしたことがあるという ※この画像はサイトのスクリーンショットです
スイス政府は、音楽、映像、ゲームなどのファイルの非正規ダウンロードについて、私的使用が目的のケースに限り合法であるとの見解を示したと、P2P関連の情報を発信するブログメディア「TorrentFreak」が報じた。

記事によると、スイス政府が15歳以上の国民を対象に調査を行ったところ、非正規ダウンロードをしても、本来支払われるべきだった金銭は別のエンターテインメントに消費されることが多いため、非正規ダウンロードが必ずしもエンターテインメント業界全体に損失を与えているわけではないと判断したとのことだ。

著作権保護の立場から考えると、にわかには信じがたいスイス政府の見解について、日本のネット住民たちは、

「なんつー進歩的というか、こういう判断下せる政府はすごいなw」
「エンターテイメント業界が発展していない国だからなのか
いくらなんでもフリーダムすぎるだろ」
「でもこれ自国のコンテンツに限っての話ならいいかもしれないが
他国のはだめだろう」

などと驚きの様子。しかしながら、「日本はスイスを見習うべきだな 」「スイスに移住するわ」と、非正規ダウンロードが許されるスイスをうらやましく思うネット住民も少なくなかった。

一方、日本国内の動きとしては、自民党と公明党が、音楽や動画ファイルの違法ダウンロードに対して、2年以下の懲役か200万円以下の罰金を科す法案をまとめ、来年の通常国会での成立を目指している。現在、違法アップロードは処罰対象だが、ダウンロードには刑事罰が科せられていない。つまり、この法案は違法ダウンロードの厳罰化を目指すもので、スイスとはまったく逆の動きとなる。

あくまでも法案をまとめた段階の話だが、違法ダウンロードの厳罰化について、日本のネット住民たちは、

「どれが違法でどれが合法とか見分ける方法あるの?」
「P2Pだけにおさまる話ならいいが…」
「違法かどうかを誰がどう判断するかがポイントだな」

と、法律がどのように運用されるかという点に不安を抱いている人が多かった。

現在の日本で、スイスのように非正規ダウンロードが合法となることはさすがに考えにくいとしても、厳罰化を含めて、著作権法がどう変わっていくかについては、ネット住民にとって大きな関心事となることだろう。

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