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文化庁が選ぶアニメ大賞はあの作品

2011.12.15 THU

噂のネット事件簿


上空2万5000mからの眺め。震災のことを思ってか、日本に対するメッセージも ※この画像はサイトのスクリーンショットです
15日、第15回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。過去最高の総数2700件を超える応募作品のなかから、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で、それぞれ大賞1作品と優秀賞4作品、新人賞3作品が決定。今年ネットで話題になったものも多数受賞している。ここでは、それらがネットでどのように話題になっていたかを振り返ってみよう。

「エンターテインメント部門」の大賞は「SPACE BALLOON PROJECT」。これは「Yahoo!JAPANインターネットクリエイティブアワード2011」でもグランプリをとったものだ。作品は、ドコモのスマートフォンGALAXY SIIを特殊な巨大バルーンに載せ、アメリカ・ネバダ州から上空3万mの成層圏へとフライトさせたプロジェクト。約90分のフライトの模様は、衛星通信経由のUstreamを通じて配信された(現在はサイトで当時の様子を視聴することができる)。また、Twitterなどで募集したメッセージが飛行中のGALAXY SIIに表示され、宇宙からの景色とともにリアルタイムで世界中に届けられた。Ustreamのページでは、Twitterを通して、宇宙からの眺めはもとより、壮大なプロジェクトに感動する声も多数寄せられ、日本からのメッセージでは「頑張れ東北」「『平和』が普通の事になればいいのにね」といった想いを届ける人も。総視聴者数は38万人を突破したという。

同部門の優秀賞は「Museum Of Me」。これはIntelのFacebook上の「ソーシャルライフ」をテーマとしたプロモーションサイトで、過去のFacebook上で行ったアクティビティや、フレンドの写真、その他の情報や動画が自分だけの美術館の作品として様々な形で展示されていくというもの。公開されるとたちまちかっこいいと話題になり、5月31日に公開されたYouTubeの公式動画は14日11時現在までに39万2760回再生されている。

「アニメ部門」の大賞は『魔法少女まどか☆マギカ』。2ちゃんねるでは歴代アニメのスレッド数を最速で更新するなど、放送開始から話題騒然となっていたアニメだ。人気の理由は、かわいらしいビジュアルなのにシビアなセリフを放つ「キュゥべえ」が登場したり、先がどうなるのかわからないストーリー展開などにあるようで、勢いは年間を通して衰えることがなかった。

また、「アート部門」では新人賞に「Monkey Business」が入賞。これは「Kinect」でロボットあやつり人形を操作する作品で、8月にはYouTubeにも動画がアップされている。「Kinect」とは2010年、マイクロソフト社のゲーム機「Xbox360」向けの入力デバイスとして発売されたもので、コントローラを用いず、ジェスチャーや音声認識など、体を使うことによって直感的なプレイが可能となるシステム。今年は「Kinect」を使ったゲームが多数登場したが、「2011国際ロボット展(iREX2011)」では、Kinectをコンソールとして操るロボットも考案され、話題をよんだ。

なお、受賞作品は来年2月22日から3月4日まで、国立新美術館(東京・六本木)で展示される予定だという。ほかにも先進的な試みが多数受賞しているので、一度体験してみてはどうだろうか。

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