生姜、ネギ、根菜…で温かくなるっていうけれど

「体を温める食べ物」の根拠とは?

2011.12.21 WED


生姜のジンゲロールは皮のすぐ下に多く含まれるので、皮をむかずに切ったりすったりする方が効果的 写真提供/GettyImages
寒い冬には、食べるだけで体が温かくなる食べ物がうってつけ。体が温まれば暖房も抑えられるから、節電にも効果的!となりそうだが、「体を温める食べ物」って根拠はあるの?専門家に話を聞いてみた。

「東洋医学では、古くから体を温める食べ物を陽性食品、体を冷やす食べ物を陰性食品と呼んで区別しています。現代人の食生活は陰性食品に傾いていて、冷え性の人が多いことの一因にもなっているんです」

こう教えてくれたのは、漢方療法による病気治療にあたっている医師の石原新菜さん。

「例外もありますが、陽性食品と陰性食品の見分け方は色と産地。陽性食品は赤・黒・橙などで北方産、陰性食品は青・白・緑で南方産のものが多いですね。例えば、同じワインでも、白より赤の方が体を温めてくれます」

でも、これってあくまでも経験的知見に基づく東洋医学の考え方ですよね? 科学的な裏付けは難しいのでは?

「いえいえ、近年では陽性食品に含まれている様々な成分と、体を温めることの因果関係が明らかになってきています。最近、特に注目されているのが生姜です。生姜に含まれるジンゲロールは血管を拡張させる作用があります。つまり血流が良くなり、代謝が上がることで体がポカポカとしてくるんです。同じような理由から、毛細血管を拡張させるビタミンEを大量に含んだカボチャやほうれん草、新陳代謝を促進するアイリンが豊富なネギ、ニラ、玉ねぎなどは優秀です」

なるほど。それと、よく根菜類は体を温めると聞きますが、この根拠は?

「山芋に含まれるサポニンや、ゴボウに含まれるイヌリンなどには高い利尿効果があります。体に余分な水分が溜まっていると体を冷やす原因になるので、利尿効果の高い食品は間接的に体を温めるといえるでしょう」

どうやら、血流を良くして代謝を高め、利尿を促進してくれる食品が「体を温める食べ物」ということのようだ。石原先生によれば、ほかにもゴマ、納豆、青魚、大豆などに体を温める成分が多く含まれているという。

ただ、これらの陽性食品はR25男子にはちょっと調理が面倒。素敵な彼女に料理してもらえれば、体だけじゃなく心もポッカポカなんですが…。
(中島亮/サグレス)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト